ずっと私の傍にいて
どうかいなくならないで ずっと私の傍にいて
あなたと過ごした日々 指折り数えて思い出すの
初めて出会ったのは お正月だった
親戚の集まりの場で 目の前に現れた
大人びた姿に 一目惚れした私
だけど厳しい母に すぐ引き離された
次にあったのは いつだったかしら
少しも変わらぬあなたに 密かに胸踊らせたの
きっとあの頃から いいえ最初に会った時から
あなたの気持ちは たった0.1mmだって
動いていなかったのでしょう?
時には私から別れを告げた時もあったけれど
あなたの大切さ 思い知らされただけだった
寂しさで震えて 景色は色褪せた
一緒に居てくれないと 私は生きていけない
人生の全てとまでは 決して言わないけれど
あなたなしで暮らせるほど 強い女じゃないから
あなたが出掛けるたびに 不安で泣きそうになる
どうすればここに 繋ぎ止めることができるの
あなたに見合うように 習ってみた着付け
何も言ってくれないと 分かってはいたけれど
相変わらずの仏頂面 その瞳に何が映っているの?
少しぐらい口角を あげてくれてもいいのに
いつも無表情なあなたを 眺めるだけで私は満たされる
だけど二人の視線は これからも交差しない
たった1gの愛すら 与えられないとしても
あなたを嫌いになる そんな勇気はないの
惚れた弱みだって 嗤われるでしょうね
あなたが連れ歩く 奇妙なペットの鳥に
餌をやりながら 一人思い馳せるの
胸を高鳴らせ カレンダーに丸をつける
二人の記念日だけは どうか忘れないで
毎月25日 大切なお給料日
待ち合わせ場所は いつものATMで
My dear 諭吉
Love so sweet 諭吉