表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

136/146

グリズさんの恋心をもて遊ぶなんて許せない

 俺が家から出るとパトラがラッキーに乗って箱庭にからでてきた。


「グリズの友達だと言っていた行商人の匂いを追えるか?」

『あいよ』


 俺はラッキーに掴まり拳を思いっきり強く握る。ラッキーは街の中を風のように疾走してくれた。今日は幸いにも月がでていなかった。隠密活動するにはちょうどいい。


「パパーグリズさんの恋心をもて遊ぶなんて許せないですー」

「そうだな。今回のはやり方が悪かった。正攻法じゃない方法でいいなら、俺にも考えがあることを伝えないと。パトラ手伝ってくれるかい?」


「もちろんだよー」

 最初についたのは、俺たちと一緒にコロン村へ行った行商人のところだった。

『ロック……もう遅かった』


 行商人の家は街の外れにあり、近くに馬車が止められ、庭には馬が4頭繋がれていたが、家の中はすでに空になっていた。


「ラッキー臭いを追えるか?」

『ここで風魔法を使ったのか、臭いがこの場所を中心に拡散されている。多分私がいることを知っている奴だろう』


「他の匂いは追えるか?」

『大丈夫だ。雪結石の方を追える』


 やっぱりどうやら顔見知りらしい。これをやった奴は俺たちがここに来るのを知っていたのだろう。


「パパー、落ち着いて。大丈夫だよ」

 パトラが俺のお腹に抱き着き、上目遣いで心配してきた。


 パトラ可愛い。


 いや、今はパトラを愛でてる場合ではない。もう一度ラッキーに乗り、街の中を進んで行くと、今度は貴族の屋敷へとやってきた。


 周りを囲む塀を乗り越え、そのまま進んで行くと、大きな屋敷が見えてきた。2階の1部屋だけ明かりがついている。


「ラッキー」

『あいよ』


 ラッキーがジャンプするのにあわせて、俺とパトラはベランダへと静かに飛び移った。

 そのままパトラが鍵を開けようとするが、ゆっくりと首を振る。


「パパー鍵開いているみたい」

 俺とパトラがゆっくりと扉を開けるとそこには彼が笑いながらたっていた。

幼馴染のS級パーティーから追放された聖獣使い。万能支援魔法と仲間を増やして最強へ!

ドラドラふらっと♭で連載中の漫画版1巻が1月8日に発売です!

小説版3巻とあわせてよろしくお願いします。


次回! 2巻に登場したあいつが登場!

次回更新は1月3日22時です。


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん) 


ロック「漫画版がついに発売になるぞ!」

ラッキー『懐かしいキャラが沢山でているぞ』

ロック「漫画の都合上入らなかった場面もあるな」

ラッキー『そこは小説で読んでもらうしかないな』

シャノン「セリフが全部宣伝かっ!!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ラッキー「どこの本屋にも置いてあってよかったな」 ロック「ラッキー実はそれは……」 ラッキー「うっ売れ残りってことなのか?」 ロック「今は自粛中だ! きっとコロナが終われば……いやネットで今すぐ注文しよう!」 ご自宅での暇つぶしにぜひネット通販などからお買い求め頂ければと思います。 このままだと……ラッキーの肉球によってはじける可能性が。  テイマー養成学校 最弱だった俺の従魔が最強の相棒だった件
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ