伊邪那岐
今回も序章です。
私の日記を以下に書くものとする。
「都賑わえど隅暗し
暗闇続く日本長し
日本賑わえど世界暗し
何時世界平和安穏来たる事か」
これは、私が唄った詩である。
私は先ず島を造り生物が暮せる自然を造る。
生物の柱を造るため「伊邪那美」を私の妻にした。
妻と交わすことで色々な柱が産まれた。
ある日、妻と会話中に火神が産まれたが、妻は「黄泉の國」に行ってしまった。
私は、毎日毎日悲しんだ。
日に日に妻に逢いたくなる気持ちが出てきた。
もう耐えられない。
逢いに行くことにした。
黄泉の國入り口までもう来てしまった。
[黄泉の國は、死人が行く場所のこと]
入り口の扉から覗こうとしたとき妻の声が聞こえてきた。
「旦那様、良く来られました。良く来られました。」
「お前の顔を一度でいいから見たい。」
「旦那様、今は此処から出ることができませんので少し待って下さい。」
私は、待ったが、待ち遠しくなってきてとうとう「約束」を破ってしまった。
私がみたのは、妻の姿をした鬼であった。
妻の姿をした鬼は、
「よくも、私を見ましたね。」
私は、来た道を走って戻っていた。後ろを見れば、妻の姿をした鬼が私を追いかけていた。
高天原に出たときに私は、大きな岩を道に塞いだ。
妻の姿をした鬼は私に向かって
「よくも、よくも、私の姿を見ましたね。貴様が作って来た者たちを破壊する呪いをかけてやろう。せいぜい耐えてみよ。」
と言い、姿を消した。
その後、
私は、近くの水辺で身体を清めた。
清めたとき、3つの柱が産まれ名を
「天照大神・月読命・須佐之男命」とつけた。
この3柱に、前日のことを詳しく話、私は呪いを封じるために準備をしたいので3柱に
「天照大神は、この国・高天原を。月読命は、月を。須佐之男命は、大海を守護し、それぞれ納めよ」
と命令した。
1か月後のある日。
大海が荒れ、呪いが始まった。
私は、封じるための対策を考え中であった。
「呪い」は通称「妻の呪い」とする。
封じるための対策が完成したのは、高天原に「妻の呪い」が来る頃であった。
天照大神が「天照・天地開闢」の技の後、
私は、
「我、神を制する者成り。此手に『妙法村正』成り。此の村正、炎の闘志志とし、呪い封じる為、三重・・・」
と言い呪いを封じた。
その後、
私は、「槍の祖」として弟子が出来たが、「槍の奥義は、なんだ」と聞く弟子が増えた。
私の槍の奥義は、悪を封じる技→「悪鬼村正」が槍の奥義である。
妻の呪いを封じたのもこの「悪鬼村正」である。
・・・・・・・・・・・・私は、弟子を持ちすぎたようだ。
少し、私は眼を閉じよう。
(この後に続く文章はなかった。)
今回も読んでいただきありがとうございます。
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頑張って投稿しますので、あたたかい目で見守って頂くと幸いです。
作者より