第二部 王立学校魔法科 不二〇とアラ〇ちゃん
すみません短めです。
「……いやあ、すっげいいコなんだよね。紅ちゃん」
俺は寮に戻るなり、レティの家の庭に転がってニマニマしてはゴロゴロ身悶えている。
紅というのは近接攻撃の授業においてパートナーである刀少女の名前だ。
ーー紅・ラズワルト。17才。
小柄な外見に同じくらいの年かと思えばちょっとお姉さんだった。が、このくらいの年の差なら全然アリだよね。
父親がずっと東にある大陸の氏族の出身で、紅ちゃん自身はベイジア出身だけど、見た目や名前は氏族の特徴を引き継いでいる。
「そうですか、それは良かったですね。でもどうしてここで何度も同じこと繰り返しながら身悶えてるんですか?はっきり言って気持ち悪いんですけど」
「人のことどうこう言える格好か」
本日のレティの格好は不二〇風ピンクのライダースーツだ。
不二〇ちゃんを真似るならちゃんと胸元は開けてくれないと!
ぴっちり一番上までチャック閉めてるし!
そもそもボンキュッボンじゃないとね!
童顔だし、着やせタイプというかあちこち貧弱だし、はっきり言って色気0だからね!
レティごときが不二〇ちゃんのコスプレとか、おこがましいにも程がある。
「なんですか。いいじゃないですか、別に!今DVDでル〇ンシリーズ全部見直してるんですよ!」
「ダメだ!だったら銭〇でもしてろ!」
「いやですよ、トレンチコートとか暑苦しいし。それよりゴロゴロするなら寮か自分の家でしたらどうですか?せっかく家作ったんだから」
「ダメだ!今ベットやらソファやらに転がったらもう動けなくなる。今日はこの後ダンジョン用の防具やらを買いに出掛けないとだからな」
「だったらさっさと行って下さい。ここで転がってても時間経過もないし、一時的に身体が作り替えられてる状態なので元の世界に戻ったらまた元の身体状態に戻るだけです。疲れは変わりませんよ?」
「……そうか。だが、精神的に違う」
「もう勝手にして下さい」
「……服着替えようかな……はあ、」小さく呟きながら離れていくレティ。
その背に、
「レティはもっと可愛い系のが似合うと思うぞ?ア〇レちゃんとかどうだ?(ププッ、絶対笑える)あと、もう出るからコーヒー淹れてくれ」
「か、可愛い系ですか?(照れ)それって私が可愛いってことでしょうか。……は、やだ私ったら!すぐ淹れて来ますね!」
ぱたぱたと走り去って行く。
いやあ、単純な奴は幸せそうでいいね。
さて、コーヒー飲んだら出掛けますかね。
レティはアラ〇ちゃんでコーヒーを持ってきた。
しかしア〇レちゃんしっかり持ってるんだ。
笑えるけど、持ってるのにちょっとびっくりだよ。




