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魔女と言われた男  作者: まつこ
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状況把握

次に目を覚ますと朝だった。



「まずは、どっきりと違うのか・・・一先ず現状確認だなぁ」


ベッドの上の服を片付け、手に持っていたバッグの中身をぶちまける。


中からは、スマホ×2・化粧道具・充電器×2・裁縫道具・名刺・ハンカチ位な物か・・・

「つぅかスマホ!」

見てみるが、圏外・・・

「圏外な地域ってどんな田舎だよ」


とりあえず、時間は朝の8時を過ぎた所だったが電波は無いから連絡も取れないので

バッグに一旦しまっておく。

「化粧道具も裁縫道具も名刺も、今の現状じゃ意味ないよな」


ベッドの上でうんうんと唸りながらこの後の行動を考えてみる。

「森の中を無闇に歩いても、迷子になって野生動物出て来ても困るし・・・かといって腹空いたし」

悩んでもしょうがないと、現在地からあまり離れない様に周囲を探索しに行く。


探索途中に突然『ピンポンッ』と音が耳元で鳴る。

「なっなんだ?今のチャイム音みたいな・・・」


周囲に意識を集中していくと、突然目の前に地図の様な物が表示される。

その地図の中には赤い点滅と黒い点がある。

暫く考えてみて

「もしかして・・・黒いのが俺の位置で、赤いのは何かの生き物を知らせるものか?」


何故か赤い点を見つめていると、嫌な感じがしてたまらない。

背筋に悪寒と言うか・・・ゾクゾクとする。

これは自分の感を信じてみようと一旦ベッドまで下がる事に決めた。


ベッドに登り再度意識を集中してみると、今度は地図とその右に何かが表示される。

右の何かに手を当てると、移動してくる。

「スマホの画面と似ている・・・何か文字が表示されているな・・・」


そこには

『海堂 怜 23歳 異世界召喚者』

とある。


「これって・・・ラノベでよく見る異世界漂流ですかぁ!!」


とりあえず、途方にくれてみる・・・

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