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魔女と言われた男  作者: まつこ
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プロローグ

「今日もたらふく呑んだぁ!」

帰って早々ベッドにダイブしながら、大きな独り言を言ってみる。

俺の名前は「海堂 怜カイドウレイ」。

23歳の独身だ。因みに彼女も募集中。

日付も変わり今は朝の7時。

其処まで呑んでたのかというと…

夜のお仕事の為仕事で呑んだという訳だ。

と言って、ホストかと言うとそうではない…

所謂女装倶楽部なる店で働いているorz


高校、大学と卒業しいざ就職をと活動したが目指す所は全て落ち、

院に進もうかとも思ったが、募集は打ち切られており就職浪人とかしてしまった。

バイト感覚と、日中の職安通いの為に夜の仕事の面接に行くが、ホストは面接で全て落とされる始末。


それもこれも、俺の身長が163と低く又、昔から女に間違えられる顔ときた。

学祭ではよくコンテストに出され1位を取ったもんだ(遠い目)

まぁそんな訳で、ノンケの俺は生活の為女装し夜の蝶と化しているww

源氏名は「レイカ」だ(泣)


「化粧も落としたいし…服も着替えたい…けど…寝…むいぃ…………」

ベッドの上に大の字で帰ってきたままの状態で眠ってしまった。



夕方近くになり目を覚ますと…

「なんじゃこりゃー!!!!」

自分の出で立ちは昨日寝たまま…ベッドの上もそのまま…

しかし、周りの景色が壁じゃなく森…

テレビもコンポも窓もない。

「何なんだよいったい…」

とりあえず叫んでみて少し冷静になってきた。

「此処って家じゃないよなぁ」

周りは木ばかりで、上を見れば木の隙間から夕陽が見えている。

ベッドの上には、昨日のバッグと散乱した服。


「これって…拉致?」

ベッドごと自分をどうやって森に移動させたか

何故そんな悪ふざけをするのか

そんな疑問もあるが、とりあえず未だにドッキリでしたと看板を持って来る者もいない…


「しゃあない…今から動いても何も見えなくなるし、遭難しても困るし…寝るか」


暗くなりつつあるこの現状に一先ず朝までもう一眠りする事にした。


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