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ゴーストライター

作者: 天川裕司

初めまして、天川裕司です。

ここではシリーズでやってます『夢時代』と『思記』の原稿を投稿して居ります。

また、YouTubeドラマ用に仕上げたシナリオ等も別枠で投稿して行きます。

どうぞよろしくお願い致します。

少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。

サクッと読める幻想小説です(^^♪

お暇な時にでもぜひどうぞ♬


【アメーバブログ】

https://blog.ameba.jp/ucs/top.do


【男山教会ホームページ】

https://otokoyamakyoukai.jimdofree.com/


【YouTube】(星のカケラ)

https://www.youtube.com/@%E6%98%9F%E3%81%AE%E3%82%AB%E3%82%B1%E3%83%A9-v5x/videos


【ノート】

https://note.com/unique_panda3782



【YouTubeドラマにつきまして】

無課金でやっておりますので、これで精一杯…と言うところもあり、

お見苦しい点はすみません。 なので音声も無しです(BGMのみ)。

基本的に【ライトノベル感覚のイメージストーリー】です。

創造力・空想力・独創力を思いっきり働かせて見て頂けると嬉しいです(^^♪

出来れば心の声で聴いて頂けると幸いです♬

でもこの条件から出来るだけ面白く工夫してみようと思ってますので、

どうぞよろしくお願いします(^^♪




タイトル:ゴーストライター


私は女流小説家。

これまで何本もの作品を書き続けてきて、

それなりに人気も出てきた。


でも今、少しスランプに陥った。


「あーダメ!こんなんじゃ前に書いたのとおんなじだ!もっとこう新しい何か…!」


たくさん作品を量産すれば

ネタが尽きてくる。

思いつくネタ思いつくネタ

全てが似た様なものになり、

そんなの書いたって意味がない。


「あーもうダメだ!」


煮詰まった私は

とりあえず気分転換しようと思った。


そしていつもの公園に来て、

気晴らしに本を読んで居た時。


「こんにちは」

見知らぬ女性が声を掛けてきた。


彼女は楠井マスヨさんと言って、

都内でライフヒーラーの仕事をしてると言う。


でも彼女は少し、

不思議な感覚の持ち主。

昔から一緒に居てくれた

人の様なイメージが漂ってきた。

だからか、

私の心も少し解放的になり、

自分の悩みを打ち明けて居た。


マスヨ「へぇ、作家さんなんですか?」


「ええw今は煮詰まってますけど」


すると彼女は景気づけにと、

サプリメントの様な

ドリンクを1本私に差し出し、

こう言ってきた。


マスヨ「どうぞいちどお試しください。おそらくそのドリンクは、あなたの今の生活をちゃんと助けてくれるでしょう」


マスヨ「きっと心の中からネタがどんどん湧いて、これまで理想に思ってきたその夢を叶えてくれます」


「…は?」


もう1つ不思議だったのは、

彼女の言うことなら

何でも信じてしまう自分を知った事。

私はそのサプリメントを

その場で飲んで居た。


(部屋)


それから帰って、

いつも通りに創作に取り組む。


私はいつも作品を書く時、

まずネタになる様なものをメモ書きしておく。


その際に使うのが

スマホの音声入力で、

スマホを口元に当て、

思いついたその内容を

そのまま吹き込むのだ。


しゃべった言葉がそのまま文章に。

なんて便利な世の中だ。感謝。


しているうちに気づいた。


「ほんとだ。なんか創作意欲がどんどん湧いてくる。ネタも湧いてくるわ…」


あのサプリメントの効果だったのか。

本当にどんどんどんどん湧いてきていた。


でもその時、

「あれ??ちょっと!?」

音声入力機能が壊れちゃった。


何度ボタンを押しても反応せず、

声を吹き込めない。


「嘘でしょうぉおぉ!!」


イラつきながら考えた末、

「そうだ。動画を使っちゃえばイイんだ!」

動画を起動し、

そのスマホを口元に当て、

何かしゃべれば同じ事になる。


ちょっと面倒だが、

そこでしゃべった言葉を

改めて文字起こしすれば、

音声入力を使ったのと効果は同じ。


二度手間になるけど仕方がない。

作家だっていろんな経験をして、

役者と同じ様な感じで

どんな自分も演じて行かなきゃ。


としたのだが、

その直後、恐怖に遭った。


(動画からの自分の声)


『鏡に映る自分が、日に日に知らない顔になってゆく。聞こえる笑い声が、徐々に自分の笑い声に近づいてゆく。時計を見るたびに、針が進まず、戻っている…』 


さっきそう呟いて録音した動画の声は、

私と全く違う他人の声に変わっていた。

男の人の声。


(主人公の自宅を見上げながら)


マスヨ「びっくりしちゃったかな?彼女の中に或る男性作家の魂を宿らせた」


マスヨ「その作家さんは、もうこの世に居ないけど、生前はすごい人気を博してたのよ。サスペンスホラーの大御所としてね」


マスヨ「煮詰まった彼女のために善かれと思ってしてあげたけど、これからも作家を続けられるかな」


マスヨ「私は彼女の夢と欲望から生まれた生き霊。その願いを叶えるためだけに現れた。だから、彼女の事なら何でも知ってる」


マスヨ「『所詮、作家も役者と同じ』なんて豪語してたあなたなんだから、ちょっと声が変わったって、その人になりきった気分で、これからも書いて行けるわよね」



動画はこちら(^^♪

https://www.youtube.com/watch?v=KNqTJoM0siY&t=17s

少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。

サクッと読める幻想小説です(^^♪

お暇な時にでもぜひどうぞ♬

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