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良い人悪い人

1年以上ぶりです。また書いてみました。よろしければ、読んでやってください。

完全に膠着状態に陥り「どうスッカナー???」と思っていると、1台の馬車が闘技場に入ってきた。


中からは、護衛と思われる2人組の騎士と恰幅のいい中年の紳士が降りてきて、しげしげとデストロイヤーを眺めてから回りを見て、ロイドさんとキャサリンさんを見つけ、「邪魔をするよ」と気軽に声をかけて近寄って来た。

キャサリンさんは「お父様」と声をかけ、ロイドさんは「ご領主様」と頭を下げる。


「表では、ずいぶん騒ぎになっているよ、大きなゴーレムと思わしき物が動いていたのが、よく見えていたからね。」


「申し訳ありません、ご領主様、軽率でした。」とロイドさんが、答えた。


「ところで、ゲルハルトお前は、なぜ此処にいる。兵まで引き連れ剣まで抜いている。答えよ。」


ゲルハルトは「謀反の疑いがあり、捕縛と、ゴーレムの接収をするためです。」と答えた。


「ゴーレムを動かしただけで謀反の疑いを掛けられるのか???」


「此処は、ハンターギルドです、きっと戦闘用ゴーレムに違いありません。!!!」


「答えになっていない!!!戦闘用ゴーレムを所持してはならない、という法は無い。それに、接収などと軽はずみなことを、お前の権限で出来るわけがなかろう。接収とは、人の財産を奪う行為だぞ!!!我が国では場合によっては認められるが、それにはその地の領主か国王陛下の許可がいる。お前は、どちらも持ってはおるまい。何より、お前は大きな過ちをおかした。解るか!!!我らの領地はハンターギルドと取り決めをしている。ハンターギルド施設内治外法権、知らぬわけでははあるまいな。そのような所で、捕縛だ、ゴーレムをよこせだなどと、盗賊行為ではないか、この辺境の地は、我々とハンターギルドが、共に手を取り合って運営せねばならぬ過酷な地、それを判りながら何故このような行為に及んだ、答えよ!!!」


「その戦闘用ゴーレムさえ有れば!!!」


「もう良い!!!力に惑わされよって、ゲルハルト、貴様の任を解く、おって沙汰をするまで謹慎しておれ!!!」


「何をおっしゃる!!!私は、ムンク家の人間ですぞ、ムンク家を敵に回されるおつもりか!!!」


「自惚れるな!!!ムンク家などより、ハンターギルドやこのゴーレムの方が、よほど恐ろしい。ラインハルト!!!ゲルハルトの任を引き継げ、そして早急に兵たちを本来あるべき任に戻せ。ついでにそいつも連れてゆけ!!!」


「は!!!畏まりました。」その掛け声で兵たちは、ムンク何某を連れて駆け足で闘技場を後にした。


「さて、そこの青年、このゴーレムたちは君の所有物かな???」


「はい、左様でございます。申し遅れました、お初にお目もじかないます。私は、シュルツ滝川と申します。」


「うむ、ならばそのゴーレムたちの警戒態勢を解いて乗員たちを紹介してくれぬかね。」


「これは、失礼をいたしました。直ちにご要望にお応えいたします。」と答え、警戒体勢を解いて3人を整列させ紹介する。

「この3人は、私の従者で髪の黒いのがローズ、ブロンドがリリー、銀髪がラズベリーと申します。」


「おお!!!これ程美しい女性達が操っていたとわ!!!」


「見かけに惑わされないでください、彼女達は数々の戦場で戦い生き残ってきた一流の戦士ですので。」


「おお!!!すまんな、つい見惚れてしまったわ。それで、そなたらは、ハンターギルドに属して居るのかな???」


「いえ、残念ながらその前段階でして、取り敢えず所持している戦闘力を見ていただこうかなと愚考いたしました。」


「なるほどなるほど、ロイド殿どうだろう3人で少し話さないか、もちろん君の従者の3人も一緒だ、キャサリンお前も来なさい、母さんが寂しがっている。」


「「「「「「はい」」」」」」としか答えるしかなかった。

「では、ゴーレムは帰しますね。」と言い。

{アルテミスお願い}と思念を飛ばすと、空間が歪みその中に飲み込まれて姿を消した。


それを見た領主が、「魔法」と呟いたので違いますと答えた。

ロイドさんが、ギュンターさんに後始末を頼んで馬車を1台用意させた、じゃないと、全員乗れ無いからね。それで、皆で連れもて領主館へGO。




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