始まり-魔王との闘い
魔王城から魔王がいる広間まではあっという間だった、数々の魔物達が襲っては来たもののキャロンと槍使いのフランが敵を殲滅していく。
そうしてサラが彼等の疲労を回復させれば無傷でたどり着いた。
広間には黒いマントを羽織った銀髪の男が座っていた。
眼は血のように紅く鋭い視線を放ってきた。
「まさか、ここまでたどり着くとはな……中々骨がある人間のようだ」
そういい放つ魔王にキャロンはハッと鼻で笑った。
「人間なめんなよ、貴様をぶっ殺す!!!」
キャロンはそう言うといきなり聖剣を魔王へと構え向かっていった。
キャロンは少し熱血な部分がある、サラは「キャロン」と呟いた。
一応ここに来るとき作戦を考えていたのだが……作戦もへったくれもない。
そんな彼女の呟きに反応したのは何故か魔王の方だった、魔王はキャロンに手を伸ばしかけたサラを凝視するように見ていた。
それに気がついた弓使いの貴族の男、ユーランは やばいと思った。
我らの中で一番戦闘能力が無く、だがしかし回復魔法を使える彼女はやっかいで一番弱味となる存在だった。
そんな彼女に魔王が見ていたと言うことは彼女を狙う可能性が高い。
ユーランはサラの前に自ら出ると弓矢を構えた。
が、それと同時に猪突猛進していったキャロンが魔王に弾き飛ばされた。
それをフランは軽く受け止めキャロンの頭を叩いた。
「すまん、つい」
と、キャロンはヘラっと笑うと聖剣をもう一度構えて作戦通りに行動を結構する。
それからどれくらいの時間が経っただろうか。
サラは強力な結界の中から3人が疲れたり怪我をしたらひたすら回復をする
を続けていた。
作戦とは、3人が一斉攻撃して全力で戦い魔王を疲労させある程度弱らせたら聖具を使うと言うものだった。
初めから聖なる力を使ったとしても魔王の力の前では勝ち目はないと見た。が、しかしある程度疲労させてからならいけるのではと考えたのだった。
その作戦にはサラは必要不可欠だ。
が、魔王がそれを見サラが狙われる可能性が高かった
それを3人のアシストと結界を作る聖なるお守りで防ぐ段取りだが不安要素がある。この作戦、最大の不安要素だ
サラが居なくなってしまえば勝機すら危ういし、何よりサラが大切だ
それは一番避けたいと誰もが思っていた。
でも今のところ魔王は一度も彼女を狙う仕草は見せていない。
ユーランは最初に魔王がサラを見ていたのでてっきり狙ってくるかと思ってたが……。
でもその可能性が薄いのならば勝機が見える。
3人は頷き引き続き攻撃を繰り出した。その作戦も終わりが見えてきたのを4人は確信した、それは今で余裕で交わしていた攻撃を交わし損ねたからである。
ユーランの弓矢が魔王の肩を貫いたのだ。
魔王はその弓矢を
「ちっ、小賢しい真似を」と抜き取った。
そうして魔法を放つ、3人は避けながら弓矢があたったことで勝機を確信した。
あの弓矢は聖なる力が宿っていた、相手は魔法で回復出来るが時間がかかるに違いない
今しかない と。
3人は受け継がれた聖なる力を解放する
魔王もそれに対抗するが、疲労していた上に、手負いで傷を治すのに力を使っていた
とはいえ元々は強力な力を持つ魔王
強い力が激突し、衝撃波で4人吹き飛んだ。




