始まり-魔王討伐の任
聖女編と魔王編でお送り致します、魔王編は謎解きです。
王宮のエントランスには若い男女が4人立っていた、長く大きな普通の者には持てない神々しさを放つ剣を持った青年と、大きな槍を携えた大柄な恐らく最年長だろう男に、細身で一見貴族のようないでだちの弓を持ったまだ年若いであろう青年、それから白いローブを羽織り杖を持ったまだあどけない可愛らしさを漂わせる唯一この場に相応しくないような雰囲気を持った少女だ。
そんな4人に40代くらいのいかにも王らしき風貌の男が話し掛ける。
「くれぐれも気を付けて……」
心配そうに4人を見つめるが4人は
「おうっ、任せときな」「ちょっと王に向かってなんて口の聞き方を……すみません、でも心配ご無用です必ずや魔王を撃ち取って参ります!」
「おうよ!」
ニッコリと笑みを返した、そんな4人に王はこの4人ならば、と祈りを込めた。
彼等4人はこの世界を恐怖と混沌に陥れようとしている魔王討伐の任を任されたものたちだ。
ここ数百年もの間人間の住む国々を滅ぼしてきた魔王に裁きの時をと
人間達は立ち上がったのだ。
その1人、白いローブを羽織った聖女と言われたサラはこの中では最年少だったが、彼女は生まれながらに治癒魔法を持ちあらとあらゆる病や怪我から人々を救ってきた、齢17歳で。
そんな彼女はこのメンバーのリーダーであり勇者とも呼ばれるキャロンに出会いこの魔王討伐の命に自ら参加した。 もう傷付いた人々を見たくはなかったから。
いっても彼女は治癒や簡単な結界魔法を主としているので直接倒すことはなく、彼等の補佐として同行することとなった。その彼女の役割は大いにメンバー達の役となっていた。
魔王がいる城まで傷ついたり疲労してもすぐさま回復してくれるつまり常にベストな状態で戦えるのだ。
彼女がいなければここまで来るにも時間がかかったにちがいない。
そうメンバーは魔王城を見上げた。




