《side鬼原》やっと私が主人公だよ!国からのお仕事捨ててスイスへ行くのは楽しいなぁ!!
「人工因果律第十八次中間報告を開始する」
首相官邸にて官僚らによる極秘の会議が始まった。
篠崎重工にて起きた起動実験と、失敗。
彼らが生き急いだ結果ではあるが、それを自らの責とする者はいない。
「それで、篠崎はどうした?」
「今報告書等々誠意制作中だ」
「当然だ。山本錫が復活したんだとな?当然の責任追及だ。
寧ろこんな物で済んで感謝して頂きたいものだな」
篠崎重工の社長室にて書類を書き殴っていると、急にくしゃみをした。
「ぶぁっくしょ!!・・・お偉いさん共が笑ってるのかな」
「・・・・・・続いてだ。鬼原蓮とヘルマン・ホ―エンハイムは
どうした」
「あのガキ共、研究したい物があると言って、チューリッヒまで
飛んで行ったわ」
外務省長官である野口の言葉を聞いた安藤総理が卓に拳を突いた。
「何だと!?」
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「ふぅぅぅーーーぁ!やっと付いたぁ」
「長旅お疲れさまでした。この空港からまた移動しなくちゃ
なんですけどね」
「平気さ。あれは京都までだったが、あの時よか疲れは少ない」
ヘルマンが笑顔で頷く。
「良かったです。では、行きましょうか」
「ああ。ところで、ホ―エンハイム君、君が私をここへ呼んだ理由、
教えてくれないか?」
「まぁ、簡単に言うとですね、”山本錫が復活した理由”が
分かるかも知れない文献があるんですよ。大学に」
「さすがだねぇ。それって錬金術界隈の話?」
「いいえ・・・”神格”の話です」
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「・・・こちらが僕の通っていた学舎、ケーリアバーグ大学です」
「すごく・・・大きいです。っとにかく、その文献がある所へ
行ってみようYO!」
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「その文献を保管している図書室の司書さんも日本語が話せるので
安心してください」
「へぇ」
「その司書さんは海外への渡航経験がありまして、そこでは
イリアステル研究をしていた様です」
「と言うと、ナノクオーツの?」
「はい」
すると、鬼原の表情が険悪になった。
ヘルマンが顔色を伺うと、途端鬼原がいつもの調子へ戻る。
「ああ、ごめんごめん。トイレの場所考えてただけですー!」
「そうですか・・・。それならあそこを右に・・・と、
到着しました。ここが図書室です」
「うん、ここ図書室ってか最早図書館。佐伯君の宅から
十数分の赤レンガな図書館より広いよここ。公園含めて」




