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因果律のレイン  作者: テンペスティア
Rain of Causality Law
39/76

怒りから逃げられない

 「ああああああっ!!」


 私の手に入れた新たな因果律、”シャイン”。

 その力で被害を被ったのは、山本錫では無かった。


 「どうしてっ!どうしてシャインが使えないの!?」


 「因果律の限界が訪れた様だね。あー命拾いした。

  でも僕の因果律は封じられてしまったのかな?」


 「はぁはぁ、ふぅぅ・・・・・・」


 「答えられる状態では無さそうだね。よーし実験だ。

  優しくするからね、雨音ちゃん」


 ・・・・・・いや、いやだーーー。


 いやだ。


---------------------------------------------------------


 「雨音さん!?」


 「どうした響!」


 「今、雨音さんが泣いていました」


 「そうか……方向は分からないか?」


 「さっき雨音さんが行った方向は・・・」


 「鬼門山の方面か。行くぞ!」


------------------------------------------------------


 「---可愛いい僕のお人形。ふふ、雨音、君はもう何も言わない

  けれど、優しい子。まさか僕の因果律を消せる程にもナノクオーツ

  を残していなかったなんて」


 「君は今、何を思ってる・・・・・・?」


 「雨音さん!!」


 「ちっ、無粋な奴らだ。それに、晴斗君、君も正気に戻ったんだね」


 「グチャグチャうるせぇよ変態ロリコンサディスト野郎。

  テメェが今行おうとしている因果律の(レイン)計画だが、

  それをやる為の最後のフェイズである佐伯を奪ったからって

  いい気になってんじゃねぇよ!!」


 「ご立腹の様だねぇ。僕の玩具達よ、こいつらを肉達磨にしてやーーー」


 それは出来ない。何故ならーーー。


 「我々セフィロトが一掃したからだ!」


 「その台詞はヒドラが言うのか」


 「私はナレーション打っときますね」


 「鈴ちゃん状況!状況!・・・んー、とりま、

  山本錫元所長。アンタのやらかしてきた罪の全てを

  私は否定する!」



 ここに、研究所特殊研究チーム、セフィロトの面々が集まり、

 山本錫を囲む。


 その佇まいに山本錫も生唾を飲む。


 「やぁやぁ、全員集合ですってか?」


 「そんなに集まったところで出来る事なんてねぇんだよ!!」


 「違いますね。私達がここに集まったから・・・」


 「人の未来を繋ぐ羅刹、いいえ。

  勇者がここにいるから!奇跡は起こるのです!!」


 響がそう叫ぶと、コンマ数秒後には人格を変え、

 大鎌を構えていた。


 「実際テメェのリヴァースが進化したお陰で俺のクリエイトは

  通用しねぇ。だけどよ、それでも出来る事はあるんだぜ?」


 すると、晴斗がクリエイトと叫ぶと、山本錫の傍らにいた

 雨音をこちらに引き戻した。


 「クリエイトでナノクオーツの制御が出来なかったんだが、

  こういう事は出来るだろうぜ」


 「佐伯君は私に任せてくれ!」


 「私達は先に神下町へ向かっています!」


 「セフィロトのキャラバンを使え。キーだ」


 「サンキュー、にゃるらと!」


 その奇妙な蓮のネーミングセンスにナルラトテプはたじろぐ。


 「因果律だけがお前の特効じゃない。例えば、死なずに苦しみを

  与えれば良いだけなんだよ」


 「何だよ、何だよそれ!弱い者いじめだぞっ!!」


 「この期に及んで何を言う山本錫。お前がやって来た罪を償え」


 今はただの時間稼ぎに過ぎないが、それでも彼女らの

 彼への怒りは止まるところを知らなかった。


 「お前は、人を殺した、死人を操り、傀儡とした、それを

  楽しんだ」


 「そして・・・・・・」


 アナザーが持っているその鎌を大きく振り上げる。


 「雨音さんを泣かせたぁぁぁぁぁぁあああ!!!」


 振り下ろされた鎌は逃げそびれバランスを崩した山本錫の

 左腕を裂いた。

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