表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
因果律のレイン  作者: テンペスティア
Rain of Causality Law
38/76

私の因果律

 「それで、何で眼鏡の意識が・・・・・・」


 「一回自爆特攻してな。そっからあいつにリヴァースを

  使って貰って傀儡として動いていた。だが、

  その苦しさの中で俺の”信じていた希望”が目覚めた」


 「信じていた希望?」


 「クリエイトの無制限使用、それが今の俺に目覚めた能力だ」


 「それを使ったらあのクソ男を倒せるんじゃないですか?」


 「無理、だったと言わせて貰おう」


 「・・・今は傀儡をクリエイトで元の人々に戻すぞ」


-------------------------------------------------------------


 「雨音ちゃん、これで君も僕のモノだ!あっははは!」


 「それは、どうかしら?」


 「およ?」


 「貴方のその因果律、私には効かないわよ」


 SAにて始まった私と山本錫との戦い。

 どこかで聞いた事のある言葉なのだけれど、

 ”自らが勝利を確信した時、既に自らの敗北は決まっている”。


 「私のアンブレラも一応には進化しているのよ・・・」


 「僕程では無いけれど、なんて進化のスピードだ!それでこそ

  ”特異点因果律”だよ!」


 特異点、因果律・・・?一体何なの・・・?


 「気になるかい?特異点因果律と言うのは簡単に言うと全ての

  因果律を操作出来る因果律の事だ。君がトリガーとなった理由は

  そうだね、君が二回に渡って羅刹の条件をクリアしたからだ」


 「二回の羅刹の条件?」


 「そう身構えるな。僕は確かな情報しか教えないよ。兎に角、

  一回目は羅刹の血縁者としての覚醒。それによって

  一つ目の因果律”アンブレラ”を所持した。」


 「まさか・・・貴方のリヴァースによってもう一つの因果律、

  ”レイン”が目覚めたって言いたい訳!?」


 「その通り。でもそれじゃあこの前まで因果律反応が陰性だった

  理由が付かないよね」


 「当たり前よっ!意味が分からないわ!やっぱり貴方の言い分を

  聞くべきでは無かったわ!!」


 「それこそが特異点因果律の特徴なんだよ」


 ---特異点因果律の特徴・・・?

 さらに胡散臭い話になって来たけれど、取り敢えず彼の言葉に

 耳を傾ける。


 「説明長いわね。早くして頂戴」


 「特異点因果律はナノクオーツが脳神経に移動しなければ

  覚醒しない。もっと言えば脳神経をナノクオーツに侵食された

  羅刹こそ特異点なんだ。そして、特異点因果律に覚醒

  した時、自らの持ちうる全ての因果律が発言する」


 「私の場合は、二個ね」


 「そして進化スピードも桁違いだ」


 「分かった分かった。じゃあまとめて言えば、君の因果律ならば

  僕の因果律も操作出来るのだ!!」


 ここまで口走った途端、彼は小声でヤベッ、と呟く。

 本当にこの男がラスボスで良いのかしら?


 そんな事を考えている場合でも無い。

 私はすぐさま彼に攻撃を仕向ける。


 「貴方のリヴァースを無効化(デリート)・・・」


 「失闇(アンブラル)!!」


 そう唱えると、山本錫の体が漆黒の霧に包まれる。


 「ここまで出来る様になったんだ・・・!!」


 「感嘆している場合じゃ無いわよ・・・」


 息を大きく吸い、一拍置いて叫ぶ。


 「とどめよ!・・・・・・(シャイン)ンンン!!!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ