計画
「・・・・・・この千代田が敗れようと、名無の血族は
絶えぬ!」
「御託並べるの好きだね君達。もっとすぐに死んでもらわないと
計画が遅れちゃうよ。僕はすぐにでも愚かな人間が羅刹に
成り果て、暴挙の限りを尽くす最高の世界が見たいんだよ」
「クズめ・・・・・・」
「お前らが僕を苦しめたからだ!死んで当首に詫びろ!
四楼、晴斗君!」
「ははは、駒が増えるのを傍観するのはやっぱり楽しいなあ!」
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「曇天、今名無一門の人間から連絡が入った」
セフィロトの一人、ナルラトテプが連絡があったことを
伝える。ハンドルを握る手を強張らせ、一拍空け、口を開く。
「名無一門の人間が全滅した」
「嘘は嫌いだ。ナルラトテプ、冗談はよせ」
ヒドラの言葉は辛辣かつ冷静な言葉を口にする。
しかし、その顔は蒼白となっていた。
「ヒドラ・・・・・・」
「こんな事を言って疑うのは当然の事だが、今回の戦犯も山本だ。
奴ならやりかねない」
「そうだろうな・・・・・・あの男の計画も次第に大詰めとなるか」
計画ーーー。山本錫が始めようとしている、全人類の羅刹化。
それによる混乱こそが彼の思惑。
「その、今話題の山本錫の計画ですけど、何か格好いい名前とか
付けてるんですかね?」
「それに関してですが、その計画の経緯について、最後に
話をさせて下さい」
「こちらからもお願いするわ」
「では・・・・・・」
「次回お話しましょう」




