第4話 親の反応
目が覚めたダリアは顔を洗いながら見た夢のことを思い出していた。
「なんか変な夢だったな~。夢なら一緒に逃げる人もうちょっとかっこいい人がよかったな。でもなんで教会の人から逃げてたんだろ。ま、いっか夢だし」と独り言してると母親が「はやくしなさーい。ご飯冷めちゃうよ」と言ってきたので「すぐ行くー」と返して、急いで顔をふき食卓についた。今日のメニューはパンとコンソメスープだった。
今日見た夢のことを母親と父親に話してみた。
「ね~ね、お父さんお母さん今日なんか変な夢見たんだ。」
「なんだ、怖い夢でも見たのか?」
「違うよ。なんかね、見たことないね年が同じくらいの男の子とね、教会の人達から逃げる夢をみたの」と言った途端二人とも顔を青くして「その夢のことは忘れなさい」と言われた。
ダリアの家は酒場で朝方はまだ店を閉めている。だからこの時間はいつもダリアが市場に買い出しに出ている。今日も例外なく市場に買い出しに出た。
いつも通り、市場で食材やらを買っていく。
今日の二人どうしたんだろうと考えながら買い物していると、後ろから肩を叩かれ、振り返るとつい最近見たような顔がそこにあった。
読んでいただきありがとうございます
。いつも後書きがながったらしいので短くしてみました。