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妖ノ繰リ手  作者: しらその さほ
加覧邦(ガランノクニ)編
1/5

謡い―東國と妖の繰り手―

ヒトならぬモノがヒトと在る

一 神 教 國ひとつはしらのかみのくに


四十余のクニと一つのミヤコが一つの島たる国土くにつちを成し

生けるモノ視えざるモノ在りしモノ須らくこの地に立つ


神殿かみ』の教義おしえ政治まつりと並び

『ヒト』より外れしモノ悉く『異 端イレギュラー』と呼びならわせり


さて其が國にて最たる『異端』は

連綿続く不可思議なる音曲師おんぎょくし


外国とつくにより渡りし一張りの月琴携え

神官じんかんの如き白衣びゃくえ纏いて曲を奏ずる


其が楽器モノは『妖音あやねの月琴』なる器物

生者と死者の二界を繋ぐ唯一無二の『異端』


其が音色にて二界繋がば願い乞う者の望む侭

死せるモノ疾く現れ出でて一度ひとたび限りの逢瀬叶えん


其の常に無きわざ故に

其が音曲師を『あやの繰り手』と呼び慣わせり


ヒトは集い『異端』は潜みそして闇集い怪集う

其が國の名は東 國あずまのくに――

はじめまして、しらそのさほと申します。これまでずっと読み専だったのですが、とうとう投稿に手を出し始めました。かなりスローテンポに投稿するとは思いますが、お付き合いくださると幸いです。

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