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選択 2

 

それから数日後、大介は勇気を出して洋子の携帯電話の番号を押した。


 「おー、洋子か。学校で話をするときは意識なんてしないけど、あらたまって顔を見ないで話すのってメチャクチャ緊張するんだな。心臓なんてバクバクしてるぜ。洋子この前はありがとう。でも功一の顔が見れねぇよ」


 「うん、でもしょうがないもん」


 「あいつも本性を出さなきゃモテるのにな」


 「すぐしたくなるんでしょ」


 「えー、わかるのか」


 「女だもん」


 「えー、気をつけないと。そういえば洋子がどんな音楽が好きか聞いたことがなかったな」


 「わたし見かけによらずロックが好き」


 「特に好きなアーティストはいるのか」


 「B'z」


 「おいおい、俺はあんなにカッコよくなれねぇぜ」


 「好きなアーティストと彼は別よ」


 「稲葉浩志が好きなのか、それとも松本孝弘が好みなのか」


 「B'zをひとりひとりで考えたことはないわ。ふたり揃ってはじめて魅力が出るんじゃないかしら」


 「ふたりとも個性が強いから普通それが反発するものだけど、あいつらは融合してさらに輝きを増しているところが凄い」


 「大介は松本孝弘のギターをコピーしたことはあるの」


 「『アラクレ』とか『ROCKman』ぐらいかな。リズムの切れがいいからギターのバッキングもソロも生きてくるんだ」


 「大介のギターを弾く姿見てみたいな」


 「人前で演奏するほどまだ音ができてねぇよ」


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