第8話 挨拶(ロイ編)
ナトーが3人の所に挨拶に行きます。
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「まずは、ロイ議長の所に参りましょう。恐らく1番3人の中で政務に対して意見することがあると思いますので、なるべく早く変な誤解を解いておきましょう」
「うん、でも魔王として認めてもらえるかな・・・・」
そう、ロイさんは確か、集会の時に唯一僕のことに異議を唱えた人だけど・・・
「それでは行きますか。」
コンコン、
「どうぞ」
「失礼します、ナトー代行がいらっしゃいました。」
ガチャッ
「これはナトー代行、ようこそいらっしゃいました、さっ、中にどうぞ」
「失礼します。」
そういって僕を部屋に入れてくれた。
「この度は魔王代行就任おめでとうございます。」
「いえ・・これから迷惑を掛けるかも知れませんが、宜しく願いします」
何とか形式上の挨拶を済ますと・・・・・
「それで・・・貴方は何者ですか?」
(ギクッ!いきなりばれてる!!!)
「ロイ議長!それは・・・」
「大丈夫だアリサ君、別に君が何者かなんて気にしてない、私も伊達に前大戦を生き抜いておらぬ、気配でなんとなくわかる」
(・・・・・・・)
「恐らくレイド閣下が何か関係しておられるのだろ?」
「じっ実は・・・」
とこの世界に来た経緯を話した。
「そうですか・・そんなことが・・」
「騙すような事して、本当にすいませんでした!」
「いや、どちらかと言うとナトー君は被害者だ寧ろこの度はレイド閣下が迷惑を掛けた」
「いえ、そんな・・・」
「私はレイド閣下が幼少の頃からマカロフの二人の面倒を見てきたのです。レイド閣下は、悪戯好きなお子様でしたので、私もこの城に仕えて1番手を焼きました。」
「そうですか・・・」
「今回の件に貴方に非はありません、契約した以上約束は守るのがここでの掟、申し訳ないが私も協力するから何とか頑張ってくれ、」
「あ!有難うございます!?」
(ロイさんって意外といい人なんだな・・・)
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読んでいただき有難うございました。
次回お楽しみください。