第6話 魔王お披露目
すいません、いつの間にか日付変わってました・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・
・・・
ザワザワ・・・・ザワザワ・・・・
(まさかレイド閣下に弟君がいらっしゃたとは・・・)
(何でも今まで病弱で外に出たことがないとか・・・・)
(きっと、レイド様に似てイイ男なのでしょうね~)
広間ではレイドの家来の貴族や将校などが集まっていた。
もちろんその中にはイナーシャもいた、
そんな中僕とレイドとアリサは別室に控えていた
「良いかナトー、別に気構えなくても良い、品定めでもされるとでも思えばよい」
「う、うん・・・」
「そうです、大丈夫ですよ」
「あ、ありがとうございます、なんとか頑張ります!」
・・・・・よし・・・・・!
「フフ、準備良いみたいだな。」
そう言ってレイドが広間に出て行った。
「!」
「!」
レイドが出てくると全員が雑談をやめ、一斉にレイドの方を見た。
「皆、急な私用で集まってもらってすまない、今日は紹介したいい人物がいる。もう知っている者もいるかもしれんが紹介しよう、私の弟、ナトーだ」
いよいよか・・・・よし!
そう心の中で叫び、部屋を出た。
ザワザワ・・・・ザワザワ・・・・
(おぉ、)
(これはこれは・・・)
(少し閣下よりも幼いお顔ですな・・・)
僕を見ると否や見定めるように僕のことを見る。
「は、始めまして!・・・レイド閣下の弟のナトーで御座います、」
「まだ、少し童顔で人見知りで世間知らずな部分もあるが、ナトーには社会勉強も兼ねて少しの間魔王代行と言う形で政務を行ってもらう。」
ザワザワ・・・・ザワザワ・・・・
「閣下、質問が御座います。宜しいですか」
「ロイか?良い、申せ」
「恐れながら見たところ、とても執政など経験したこともなさそうに伺えますし、支障が出るのではないかと御座いますが宜しいのですか?」
「さっきも申したが、これも勉強だ、何も知らないナトーにはよい経験となる。それに実際の執政は議会議長であるロイ、お前も見るのだから支障は問題ない、それにナトーの政務にはイナーシャもつくのだから問題は無い」
「左様で御座いますか、申し承りました。」
「他に異議のあるものはいるか」
「・・・」
「・・・」
「・・・」
「異議は無いようだな、今日は集まってもらって有難う。これでお開きとする。」
レイドの声によって集会に終止符が打たれた・・・・何とか乗り越えた・・・
読んでいただき有難う御座いました。