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交代魔王  作者: クロウト
4/13

第3話 驚愕と整形

主人公が魔王に!その理由とは!?




・・・・・・・・



・・・




「まっ魔王!?僕がですか!?」


僕は驚いた。レイドがいきなり僕に魔王になってもらうというのだ。


「まぁ、当然と言えば当然の反応だな。」


・・・また読まれてる・・・・


「無理です!僕みたいな普通の人間が魔王だなんて.....」


「とりあえず話を聞け、それからでも遅くはない。」


レイドは指をパチンと鳴らすと何処からともなくもう1つ椅子が現われた。


「まあ、ゆっくりして聞いてくれ、まず君をこちらの世界所謂魔界につれて来かたと言うとだな・・」


とそこで一口机に置いてあった紅茶を口に含む。


「俺はこう見えもう100年以上魔王を勤めている。100年もあれば色々なことがあるもんでな・・・いい加減俺も疲れてんだ、だから休みたい。・・・以上だ。」


「へ?」


レイドから発せられた言葉に僕は拍子抜けした・・・疲れたから休む・・・そんな理由で僕は・・・


「ちょっと待ってください!そんなことで僕はこんな所に連れてこられたんですか!?」


「まぁ不平不満はあるだろう。だが言い忘れたが君には拒否権はない、いや出来ない。」


とレイドは腕を振上げて何かを唱えだす。


「・・・・・・・・・・・・・・はぁ!」


と声が聞こえたと同時に僕の体に電流のように体中を何かが走った。


「うあああああああぁあああっぁあぁぁぁぁ!」


体中が熱い、まるで体の中が溶けているようだ


激痛で声を張り上げながら僕は床に倒れた。


「ふむ、やはり初めてでは痛いか、まあ初めての割にはうまくいったな」


「ぼ、僕に・・・・何をしたんですか・・・!」


「別に俺には逆らうとこうなるとか、絶対服従しろとかそういう意味ではない。ただ君に俺がさっきのをしなかったら、自然と君はあのままドロドロになっていただけさ」


「じゃあ、さっきのは?」


「あれは契約さ、魔界では人間は長時間生きられないものでな」


「けっ契約?」


「あぁ契約だ、後は君がイエスといえばことは済む。ノーといえばあのままドロドロに・・・」


「じゃ、どうすれば元の世界に帰れるんですか!?」


「契約書に書いてある事を遂行すれば君は自由だ。一生魔界の俺の城にいても別にかまわない。人間界に戻って短い人生を謳歌するのもよし、君しだいだ。」


「それじゃ、契約の内容ってもしかして・・・・」


「そうだ、君に魔王をやってもらう」


「そっそんな~やるとしても僕なにもできませんよ~」


「別に本物の魔王になってもらうわけではない。ただ君は魔王という椅子に座っておればよいだけだ。」


「つまり、ただ魔王の代わりをしていればいいんですか?」


「ああそうだ、どうも俺の配下には有能すぎる奴が多すぎるものでな、仕事は全部任してある。もちろん謀反を起こそうなんていう部下もいない」


「じゃあ何でやすみたいだなんて?・・・」


「だから言ったであろう?ただ疲れた、っと」


「・・・・・・」


「それで君は、どうする?特別悪い話だと思うが?」


(どうするって言われても・・・断ったらアレだろ・・・でも仕方ないよな~)


「わっわかりました。やってみます。」


「フフッやはり君は正直だな」


(もうどうあがいてもこの人には勝てなさそうだよな~)


「・・・おっと後もう1つ、これも勝手事ですまないが、君の顔を多少いじらせてもらった。」


「へ?・・・かっ顔~~~」


「一様君は俺の弟という立場で魔王になってもらうぞ」


魔王は少し嬉しそうにしながら僕に言った。


(これじゃ元の世界に戻っても意味ないじゃないか~!)


「ちなみにこれが今の君の顔だ。ほら、鏡だ。」


渡された鏡で自分の顔をみる。これほど自分の顔を見るのに緊張したことはない。


「こ・・これが僕!・・・・」


前までは平均的な顔だった僕だが多少違うがレイドに似ていた。少し、まだレイドより幼さが残っているような感じで、髪も白銀になっていた。


「フフフ、どうだ気に入ったか?俺が容姿に恵まれていて良かったな、元の世界に戻ったら女子からもモテモテなるぞ?」


「ついでに君は元が人間だから魔法は使えないが、身体能力は元の体より飛躍的に向上しているから気を付けろ」


「あと、君にはこの世界にいる間は元の世界での名前は俺に預けてもらう。ここでの君の名前は”ナトー”だ、忘れるな」


ナトー・・・それが僕の名前・・・(あと魔法使えないのか・・・)


などと感慨深く考えているとレイドが手元にあるベルをならした。


チリリーン・・・


「お呼びですか?レイド様」


「アリサ、ナトーを部屋に案内してあげなさい」


「えっ?はっはい!畏まりました」


「ん?どうやらアリサはナトーに見惚れているようだな?」


「//えっ//」


「なぁっ!//おからかいになるのは止してください///」


「いやすまない、久しぶりにアリサの困った顔が見たくてね」


「もう結構です!ナトー様!こちらになります!」


「はっはい!」


などと言いながら僕はアリサに付いて行って部屋を後にした。


(レイドって絶対にSだよなぁ)



第4話に続く・・・・

読んでいただき、有難う御座いました。

次回お楽しみ下さい。

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