第11話 マカロフ卿
前回の続きです。
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「ささ、汚い部屋ですがどうぞ。」
「ど、どうも、有難うございます。」
「今ちょうど、仕事が終わったところでね、何もないがお茶でもどうぞ」
「すいません、マカロフ卿。」
ゴクッ(あっ美味しいなぁ~)
(なんだか思っていたいたよりも普通な人だけど・・・)
「今回はレイドが迷惑をかけたみたいだね・・・」
「いえ、そんなことないですよ」
「レイドは昔からああいう奴だからな・・・よくロイに叱られたもんだ」
「そうだったんですか・・・」
(ん?なんか匂いが・・・)
「すいません、何か臭いませんか?」
「あぁ、すまない、今実験中だったんだよ」
「実験?」
「あぁ、今ドラゴンの脳髄を解剖中だったけどそのままにしていたんだ」
「えっ・・・・」
「本当はもっと人型に近い種族だと純度の高い分泌物資が抽出できるんだが・・・」
「あれから抽出した物資を培養すれば、良質な媚薬が製造できるんだよ」
「ゴクッ」
(び、媚薬・・)
「ちょっと待っててくれ、今試作品を持ってくるよ」
「・・・ねぇ・・アリサ・・・もしかしてマカロフ卿・・・」
「はい・・マカロフ卿はいろんな人に薬品を飲ませて実験体にするんです。しかも、いつの間にか盛られてるんです」
「じゃっじゃあさっきの紅茶の中身って・・・」
「恐らく致死性のあるものではないと思いますが、どうなるか保障できません」
「そっそんな~・・・」
ドクン・・・
「!?」
なっなんだか・・・体が熱い・・・頭がフラフラする・・・
「ナトー様?・・・もしかして!?」
ドクン・・・
「はぁ・・はぁ///・・これって媚薬///・・・」
「ふむ、効果が現れたようですね」
「まっマカロフ卿!もしかして・・・」
「うむ、原液のままだと苦いと思ったから紅茶になぜてみたんだが成功みたいだな」
「やりすぎです!このままではナトー様が・・・」
「大丈夫だ、しばらくしたら効果はきれる」
「はぁ///あぁ///しっ失礼します///」
とっとんでもない目にあった・・・
次回に続く
読んでいただき有難うございました。
次回お楽しみください。