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朝の音

作者: 椿
掲載日:2026/08/05

二人の朝


遥斗はると の朝。



けたたましいアラームの音で起きる

寝ぼけ眼で、スマホに手を伸ばし止める。

朝からイヤホンを付けスマホをいじる

まさに現代人過ぎる。



暫くするとトーストの焼き上がるチーンという音が聞こえた。

(あや)はいつも朝に強いな」

寝室で一人呟くと鳥の巣のような髪をそのままに台所へ向かう、台所に彩は居らず今度は食パンを齧る音が聞こえる


「リビングか」

自分の分の朝食を準備する、コーヒーを入れ、食パンを焼き目玉焼きを皿に盛ってリビングへ移動する、

「彩、おはよう」

残念ながら返事は返ってこない、いつもの事だ。


彩が鼻歌を歌いながらガチャガチャとメイク道具を漁っている音をBGMに朝食を済ませる。

遥斗は彩の鼻歌がとても好きだ、機嫌がいいと分かるから。


双方が準備を終え、

彩が「行ってきます」と呟き

遥斗が「行ってらっしゃい」と呟く、

バタンッと玄関の扉を閉める音を確認すると

遥斗はイヤホンを外し、

一人分の皿をシンクに置き、荷物をまとめ、

今度は一人暮らしの誰もいない部屋に向かって

「行ってきます」と言い残し仕事へ向かった。







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