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第1話 名字

登場人物

・結

・玲奈


ある日の支局。二人は事務室で事務作業をしていた。


「先輩、この資料、全然終わりません……助けてください……」


玲奈が椅子を転がし、涙目のまま近づいてきた。


「仕方ないな。手伝ってあげるよ」


「本当ですか? 先輩、ありがとうございます」


やれやれ、という顔をしていた結に、玲奈は笑顔を向けていた。


二時間後。


なんとか全てを終わらせた二人は、ちょうど昼休憩になり、近くのファミレスに昼食を取りに行った。


店に入るなり席に案内され、玲奈は座ると同時にメニューを手に取った。


「そんなにお腹が空いてるの?」


結が少しだけ聞いてみた。


すると玲奈は、メニュー表で顔を隠した。


「お腹が空いてて……何が悪いんですか……」


少し恥ずかしそうだった。


しばらくして、注文した料理が運ばれてきた。


結はパスタ。玲奈はハンバーグで、しかもご飯は大盛りだった。


「食べられるの? そんなに」


そんな問いに、玲奈は俯き、恥ずかしそうに言った。


「お腹が空いてて……何が悪いんですか」


届いた料理を食べ終えた二人は、デザートを頼んだ。


デザートが届くまでの間、結はふと思い出したように聞いた。


「そういえば、玲奈の名字って何だったっけ」


「えー。ひどいですよ、先輩〜」


ちょっと悲しそうな顔で、玲奈が言った。


「ごめんごめん。この頃、名前で呼んでたから忘れちゃって。名札もないしさ」


「も〜。私の名字は、《斉藤》ですよ。しっかり頭にたたき込んでおいてくださいよ」


玲奈は、少しだけ怒ったような顔をした。


「うん。しっかり覚えておくよ」


その後も、何の変哲もない会話が続いていた。


〜おしまい〜

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