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パーティー、ちょっと有名になる(2)

エクシリア―ド・リブレはダンジョンに入って二日も経たずに最下層を突破した。

最下層のボスはエヴァが覚えた新技で真っ二つだった。

さすがにアレンもなにか間違っている気がした。

「ポ、ポイズンバットの爪50個にボルケーノラットの毛皮23とメタルリザードの爪と牙が……」

ダンジョンで落ちた素材をギルドに買い取ってもらったが、次々アイテムボックスから出てくる素材にギルドの受付も困って応援を呼んだものだから、買い取り待ちや依頼確認に来ていた他の冒険者も聞き耳を立てている。

「えっと……ダンジョンを5周くらいしました……?」

受付嬢に聞かれて、アレンも言いづらそうに答えた。

「いえ、一回で……」

「一回!?」

「あと未発見の隠し部屋がふたつ……」

「隠し部屋がふたつ!?」

ギルドの副マスターまで呼ばれて慌ただしく聞き取りが行われた。

「いやお手柄です! もうこれ以上の発見はないと思っていましたが、まだまだ捨てたもんじゃないですな!」

同じダンジョンでも、未踏破のダンジョンがある街のほうが賑わいがある。

新人や手軽な素材集め場として人の出入りはあっても、冗長な空気になりがちだったこのギルドとしては、こんな驚きも久しぶりである。

居合わせた冒険者とギルド職員の間で、妙な新人パーティーの名前が密かにささやかれ始めた。

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