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パーティー、三人組になる(2)

よほど疲れていたのか、宿に戻ってすぐにサラは眠そうにし始めた。

「サラ、あなたはとりあえず寝ておしまいなさい。あとは明日考えましょう」

「でも……」

「でももカモもなくてよ。眠い頭で考えたって良い考えは浮かびませんわ」

多少の押し問答の末にサラを簡素なベッドに押し込むと、たちまち規則正しい寝息が聞こえてくる。

「エヴァ、僕たちも今日はもう休もう。気持ちは疲れていなくても、想定外の魔物に遭遇したあとの体は思っている以上に疲労していることが多い」

「そうですわね。どうせ今は予定に追われる生活でもないのですから、面倒なことは全部明日考えましょう」

サラにベッドを譲ったのでアレンはソファで寝ることにしたが、そういえば勇者パーティーにいたころは床に寝ていたこともあったな、とエヴァが分けてくれた毛布を肩まで掛けながら思い出していた。


***


翌朝、アレンが言った通り、三人ともかなり日が高くなってからようやく目を覚ました。

「絶対の予定がないというのは恐ろしいですわね……」

「教会では朝のお祈りの前に清掃の時間などもありましたから……」

「今はみんなが起きる前に地図でルート確認とかもしてないし……」

これまで三者三様に時間に追われていただけに、寝坊というのは揃って新鮮な体験だった。

「ところでサラ、あなた、料理は出来て?」

「簡単なものであればできます。教会では炊き出しなどもしていましたから」

掃除や縫い物なども出来るというサラは、まさにエヴァとアレンが求めていた人材だった。

「もしあなたがよければ、わたくしたちのパーティーに入らない? といっても、わたくしとアレン、二人だけのパーティーですけど」


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