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長寿社会日本の現実 その現実と憂鬱  長生きは果たして幸福なのだろうか?

作者: 舜風人





人間も70才を過ぎるころになると、、、


心に


体に


様々な


疲弊や


劣化がおこってくるのですね




まあそりゃあそうでしょ


70年も世間の荒波をかいくぐって


心だって


体だって


酷使してきたんですからね。


現実に老人病を抱えて


通院してる人も多いですが




一見健康そうな老人でも


日々の生活で


疲労感や


不安感のさいなまれている人もおおいです




たとえば


これといって原因はないのに、不安感がぬぐえない


何かおちつかない、


漠然とした不安感


でも執拗な不安がある


強迫性の不安もある


一つのことが気になって仕方ない


それをどうにかしたい


妄想や幻覚はない


いわれなき焦燥感がある


何処かに逃げ出したい


家にいたくない


体調は持病があって、あまりよくはないが生活は不自由ではない


普通の生活が送れてる


原因のない、いたたまれない焦りが沸き起こる


、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、




まあこれらの一連の症状も


精神面での老化現象の表れだといってしまえばそうなのかもしれない


これらの症状がひどければ


「老人性のうつ」だったりする可能性もありますよ。






たしかに


70才も過ぎれば


いつ死んだっておかしくないだろう。


そんな年齢だよな。


死がもうすぐそこまで来ているって


実感するしな、




体力だってめっきり弱ったし


精神面もすぐ気弱になって、落ち込むしな


心も体も弱くなったと実感するよ




それに、、


ごく普通のそこらの老人にとって


70過ぎてもう生きがいなんて


何処にあるだろう?


何か特技があるわけでなし


何か趣味があるのでもないし


やりたいことがないんだよな。


何もしたくない


それが本音だろう、


そして死が近づいてきているし、


あと何年生きられるんだろうか?


それとも倒れて寝たきりに?


明日がわからない。


明日が当てにできない


それが70過ぎの老人ですよ。


その間にもどんどん老化が進むし


気力も衰えるばかりだし


体力だって衰えて


老人病で通院と服薬が欠かせないし、


これで生きていてなんになる?


そう思っても仕方ないだろう。


だから?


老人の自殺って、、案外多いんだよね。


だってもう先がないんだよ。


これからは老いるだけだ


衰えるだけなんだよ


それで希望や夢がありますか?


あるはずないですよね。




それに

老人病だってかかるしね

いわゆる成人病も多くなるしね

糖尿病

腎臓病


高血圧


老人性うつ病


慢性呼吸器疾患(酸素吸入)


ガン

心臓病

マヒ

認知症だって増えるしね




そういう病苦を背負って長い長い

余生を送るんですよ。






酸素呼吸器につながれて

透析をして

ベッドに寝た切りで

気管切開して

胃婁で

ストマで

尿管挿入で

点滴は常時つけっぱなしで

これで生きていて何の意味がありますか??






これが生き地獄でなくてなんでしょうか。






一昔まえなら


平均寿命も60歳代で


こんなに老化の現実に直面しないうちに


亡くなっていたからある意味幸せだったと思うよ。


今では平均寿命87才ではみんな老化の現実を


毎日背負って


長い


長い


長すぎる余生を


生きなきゃあならないんだよ


ごく普通の老人にとって


特技もないし


趣味もないし


そういう老人にとって


それって


生き地獄だよね?


毎日悲惨な老化と直面して


それでも生きなければならないって、


苦痛でしかないですよ。




家族だって


コドモは独立でいて出てゆくし


伴侶だってなくなるだろうし


結局


「独居老人」になるのが


殆どなんですよ。




若いころの夢や希望なんて


もうかなわないことが自明だからね。




そうして70過ぎの老人なんて


そんな不安感や孤独感に対しても


だれもかまってくれないしね


老人って孤独なんだよ、


一人ぼっちなんだよ。


でも


だれもかまってくれない。




でも?




まあこれらのことも


あなたが長生きしたから


そうなったのです、


つまり


ある程度は仕方がないんです。




老人の孤独


老人の漠然とした不安感


死が身近になり不安が募る


老人病で体が不自由や苦痛がある


普通の老人にとっては何もやることがない


心もすっかり弱くなった






そういう症状って


老人なら仕方がないんですよ、


でも?


ご本人にしたら


毎日のことですから


考え出したら


思いつめたら


生き地獄ですよね。




思いつめて


老人の自殺も増えていますよね。




でも誰でも年とれば


ある程度はこうなるのです。


仕方がないんです


だから


いい意味での


「あきらめ」も必要なんですね。




仕方がない


なるようになれ


だれだってそうなるんだ


そう思うしかないんですよ。




そうして


何とか老化の現実と


「折り合い」を


つけてゆくしかないんですよ。


体の病気なら専門医に行ってみてもらうしかありませんよね。






そして心の不調なら


悩むあまりにあまりにも心の症状がひどくて


たえられないなら


精神科に行くべきですが


そこまでひどくなかったら




老化の現実と


「折り合い」をつけて


いい意味での「あきらめ」も


必要なんでしょうね。






だって、


若がえるなんて不可能だし


老化するしかないんだからね






自分の老化と


どうにか


「折り合い」をつけること




それしかないんですよね。




だが?そうはいっても、




折り合いをつけられるにも、限度があるだろうな、




酸素呼吸器につながれて

透析をして

ベッドに寝た切りで

気管切開して

胃婁で

ストマで

尿管挿入で

点滴は常時つけっぱなしで




体が不自由で


マヒで




言語も話せず


これで生きていて何の意味がありますか??




これではもう


折り合いどころではないでしょうね。


むしろ




ここまで来たら、




尊厳死


安楽死の


選択が許されるべきなのかもしれませんよね?


長すぎる老後


長寿社会日本の


その先には

なにが見えるんだろうか??

























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