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死は始まりらしい  作者: 那々メ
6/8

6話 自分の中の自分を見る。

閲覧100人突破//

更に評価もしていただき感謝の極み//


前と開きましたが、またまた頂けると幸いです笑


  6話 自分の中の自分を見る。


「又、暗いあの空間か。ん?」


 俺は目を開けて周囲に目を向けた。


 また死んで元の何も見えない空間に戻されたのかと思ったが、どうやら違ったらしい。


 周囲を見回し、此処が何処かは当然わからないが洞窟であるのは確かだ。

 洞窟の独特な湿り気や重たい空気はなく、外を見るからに暗くなり気温も落ちているにもかかわらずこの洞窟は寒くない。今わかるのはそのくらいだ。

 ここでもまずは冷静にだ。

「まぁ、正直言って開幕からずっとこんな感じなので、すでに慣れてきている。」

 それはそれで問題な気もするが。

 あれインシアさん?やっぱ手厳しくない?



 でも、どうやって自分が此処に来れたんだろうか?

 夢遊病的な?そんな特殊能力をインシアさんは俺にくれたのだろうか。雑魚すぎない?


 口元に人差し指を添えながら考えていると、手がべたつくのを感じた。

 いや、これは口の周りがべたついている。


 何か甘い汁やジュースなどが溢れ時間経過した時のアレに似たようなベタつきだ。


 少し怖かったが口の周りを舐めてみると、やはり甘いそして、少し酸味のかかった果物のような味がする。


 すると

 脳内に直接何かが来るのを感じた。

 インシアさんが話しかけて来る時と同じように。


『スキル〔鑑定lv1〕を所得しました。』


「ん?なんだそれ。」


 その言葉に反応したかのように脳がまた何かを受信した。


『〔鑑定lv1〕の内容を確認したい場合、ステータスを閲覧してください。』


「お、おぅ。とりあえず閲覧してみるか。」


 そうは言ったものの、見方がわからない。

「ステータス!」「自分の情報!」

 洞窟の中なので俺の声が反射して響き渡る。

 だが何を叫んでもステータスを確認できない。



 最後に目を瞑り、頭の中で自分の中の自分を見るイメージをして見た。


 すると。脳内から『ブォンッ!』と流れ、何かが頭の中から目の方へ流れていく。


 ゆっくりと目を開けると背景とは別に文字数列がうっすらと現れた。


 名:セシル lv1(魔好術師)

 性別 :男

 種族 :人間

 状態異常 :飢餓

 恩恵 :インシアの加護lv1

 体力 :100+10 -50

 魔力 :100+100 -50

 攻撃力:20+2 -10

 防衛力:20+2 -10

 素早さ:20+2 -10


 スキル 〔交信lv1〕〔鑑定lv1〕


「スッゲェ〜。」

 この言葉以外でなかった。

 感心はさておき、ステータスの全てに-(マイナス)の数値が出ている。そのマイナスに意識を向けると脳がまだ受信話始め、目の方へ流れてきた。


 すると、飢餓の文字が3Dかのようにアップした。

 そして飢餓の下に説明文が載っていた。


 飢餓:空腹状態、全てのステータス半減。

  長く続けば死に至る。


「おぉ。ぉぅ。」

 目の前の光景が凄くて楽しみたいが、文字とは裏腹にも楽しませてくれる気は無いみたいだ。


 同じように他にも目を向ける。


 交信:スキルlvに応じて説明できるものが増える。

 これはさっきから俺が不意に「なんだそれは」などの説明をしてくれているスキルだろう。


 鑑定:スキルlvに応じて鑑定できるものが増える。

 鑑定したいものに意識を集中することにより発動。

 似たような説明だが、まぁそのまんまだろう。


 インシアの加護:主#しゃ&に$#@じら経o/〆:○……。

 これに関してはまだ鑑定lvが足りないのか、文字化けしていてわからなかった。


 まだツッコミたいところはあるがまず飢餓を消さなければならない。

 動きたいが暗いので帰って危ないと思い此処で、一晩過ごすことにきめた。





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