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死は始まりらしい  作者: 那々メ
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2話 新たなる選択肢?

見ていただきありがとうございます!

次話も見ていただけると幸いです!

 2話 新たなる選択肢?


 その心地よい空間に入れ替わったと同時に俺は自分の姿に気がついた。それは黄色い発光体の様なもので。○トロの真っ黒黒助の黄色い版の様だった。自分の体の部分を見ようとしたが手も足も無く見えるのは顔で言うと、鼻ぐらいの位置の部分しか見えなかった。


 そんな様子を見てフフッとインシアが笑ったのが分かった。

 俺と同じ反応をしたやつが他にいなかったのか?それともこの黄色い発光体が面白かったのだろうか?

 何に笑ったのかはさておき。


 俺「インシアさん。俺はこれからどの様に生まれ変わるんでしょうか?」


 インシア『そうですねぇ。前世の貢献度によって次の生まれ変わる場所や自分の様相、そして私からの祝福の度合いによって変わってきます。』


 祝福?インシアはやはり神的な何かなのだろうか?そんな疑問を遮る様にインシアは話を続ける。


『はい!ここで選択肢です♪』

 ♪?何か楽しそうだな。いつもこの仕事をやってると思っていたがインシアから聞くと、あまりこういったケースで転生するパターンは珍しく久しぶりだと言っていた。だから少し楽しいのだろうか?もしかして寂しかったのでは?

 そんな詮索はさておき、選択肢は以下の通りである。


 :選択肢1

 勇者

 :選択肢2

 魔王(赤ちゃん)

 :選択肢3

 モンスター(生まれてからのお楽しみ)

 :選択肢4

 貴族(上級貴族)

 :選択肢5

 市民(農家)


 こんな感じらしい。この選択肢についての説明はないらしい。どう言った家族構成やらどう言った場所などという説明は無しとのこと。「ってふざけるなぁ」と思っていたら、心の中の声がきこえたらしく


『なってからのお楽しみです♪』とのこと。


 再び選択肢を見てみる

 1の勇者は荷が重すぎる。魔王討伐とかなのだろうか?その魔王が選択肢に含まれてるんですど?2も消え3のモンスターも生まれてからのお楽しみはさすがに博打すぎる。4と5に関しては少しつまらなさそう。異世界だしなぁ〜とか、そんな考えがグルグルと駆け巡り頭を悩ませていると


『魔好術師はどうでしょうか?』と新たなる選択肢を増やしてきた。まさかの選択肢外からの選択肢が飛んできた。

 そんなのありなのか?ありなのだろう。


 シンシアによるとモンスターに好かれやすく、手懐ければ使役でき、魔法も使えるらしい。なぜか魔法使い的な存在が選択肢になかったのが気がかりだったのがやっと解けた。少し楽しそうだし、動物は好きだしそれに決めることにした。


 俺「じゃあ、魔好術師でお願いします。」


 ちょっと嬉しそうに

『それでは魔好術師っと』

 何かがインシアから頭の中に直接流れ込んできた。

 何かパソコンみたいなものでインプットさせているのだろうか

 少しゲームみたいだ。


『次は名前ですね。』


 名前かぁ。元は黒羽根 誠太だけど魔法とかあるならカタカナにしようかな。でもパッと出てこないなぁ。出てくるとしたら世界史で習った教皇やら王様の名前ばかりだ。少し考え、思いついたのが俺がゲームで使っていた名前だ、気に入ってたし。


「じゃあセシルで!」


『セシルさんですね!いい名前ですね!』

 少しフフッっと笑い声が聞こえたが気にしないでおこう。厨二臭かったかな?まぁ気に入ってるので問題ない…


『ではそろそろ異世界の方に行っていただきますがご質問はよろしいですか?』

 なぜか少し寂しそうな声で言う


 質問だらけなのだが?一つは生まれる場所や年だ。俺の実年齢は18歳だ。もし赤ちゃんからとかになると色々とまずい。R18は超えてるし問題ない気もするが問題だ。お金のことや様相やら何から何まで質問があるが時間がないらしいので簡潔にまとめて見た。


「俺の次の人生を保証してほしいです。色々と」


『色々とですか。んー質問と言うより頼み事の気がしますが畏まりました!少し寂しいですがここでお別れです。会える事を楽しみにしています。最後にお礼としてこれをお渡ししますね。では♪』


 やはり寂しかったらしい、少し頬が緩んだ。お礼?楽しかったからだろうか?まぁどっちにしろ悪い気分ではない。


 また頭の中に直接ながれこむ様に入ってきた。


 〔インシアの祝福lv1〕を所得しました。

祝福の度合いとか言っていたがlv1かぁ。本当に祝福されているのだろうか?

 よくわからないがタダだし貰っておこう。返すこともできなさそうだし。


 そしてまた強烈な睡魔が襲ってきた。







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