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【詩集】Shangri-La

風を抱いて

作者: 野鶴善明


 誰かのかわりに

 ならなくていい

 なにかのかわりなんて

 しなくてもいい

 僕は僕のままで

 ありつづければいい

 そうさ

 僕のまま


 星のない砂漠に

 迷いこみ

 夜明けを求めて

 さすらったのさ

 ずいぶん歩いた後で

 気づいたことがある

 僕は

 僕でいい


 移りゆく景色を

 おそれないで

 変わらぬ想いが

 胸に燃えるかぎり

 届かない地平線でも

 ここから始めよう

 そうさ

 一歩ずつ


  君がそばにいてくれれば

  君さえそばにいてくれれば

  風を抱いて 夢を抱いて

  君を抱いて 愛し続けて



 恥をさらして

 生き続けても

 過ちを重ねて

 生き続けたって

 いつかきっと許される

 その日がくるはずさ

 愛を

 忘れなければ


 思い出を超えて

 先へ進もう

 絶望なんて

 もう二度としない

 希望と勇気を記した

 宝の地図をたずさえ

 いっしょに

 歩こうね


  君がそばにいてくれれば

  君さえそばにいてくれれば

  風を抱いて 夢を抱いて

  君を抱いて 愛し続けて



 誰かのかわりに

 ならなくていい

 なにかのかわりなんて

 しなくてもいい

 僕は僕のままで

 ありつづければいい

 僕は

 僕だから



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― 新着の感想 ―
[良い点] 凄くメッセージ性の高い詩だと思いました。難しい言葉を使わず物語と言うより心語りと言うような耳に残る稀有な詩でした。今まで見た野鶴先生の詩の中では一番イイ詩でした。悔しいですが、素晴らしかっ…
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