表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔王になるには?  作者: 水原慎
第二章 交叉
78/312

2-8 アルの経歴

長文なので分割してアップしてあります。

枝番のあるものは一つの文章です。

サブタイトルは便宜上付与しました。

「あなたの訓練とは関係ないけど、ヴァン・キ・ラーゴは大きさも自在よ。広間でドロスともめた時、小さくしたこの子を耳の中に置いて音声を拾わせてたの。あなたの遅れが船のせいだと知ってたのはそのためよ」

「凄いね」

「褒めてもらっても意味ないわ。あなたがやるべきなのはこの子を褒めることじゃなく、勝つことよ。と、その前に」

 アルの近くまで歩くとリアは腕を組んだ。

「この前の続きよ。アルは力をどこまでなら使えるの?」

「…相転儀、だよね?」

「もちろん」

 大仰にリアは頷いた。

 アルが説明を始めた。光の相転儀は主として防御のために使ってきたこと。大小にかかわらず刃や銛は生成できるが、人に対しては使わなかったこと。生活のために必要なレベル以上の使用法は試した経験がないことなどだった。

 続いてなされた説明を聞いてリアは顔をしかめた。

「後は、夜に漁をする人のために目印にしたりとか」

 なんて愚かな…。

 心の中で嘆息した。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ