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魔王になるには?  作者: 水原慎
第二章 交叉
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1-3 やるしかない

長文なので分割してアップしてあります。

枝番のあるものは一つの文章です。

サブタイトルは便宜上付与しました。

「それより、どお? 眠気は取れた?」

「…ん。まだ、ちょっと」

 アルが小さな欠伸をした。あてがわれた部屋が広すぎて落ち着かなかったのだという。リアは微笑った。

「まあ、いいわ。始まりを告げる大事な行事なんだから眠らないようにね」

 アルが頷いた。取りあえず眠りこけなければそれでいい。

 昨日はアルの闘争心の欠如に頭を抱えたリアであったが、今は気持ちを立て直していた。いつまでも気に病んでいても仕方がない。たとえどんな相手であっても、自ら選んだ胞奇子を魔王にすることがリアの役目であり、望みであった。血の一年はまだ始まったばかりだ。

 やるしかない。

 そう心に思い定めていた。

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