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魔王になるには?  作者: 水原慎
第一章 邂逅
42/312

3-15 最低なのはラッキー

長文なので分割してアップしてあります。

枝番のあるものは一つの文章です。

サブタイトルは便宜上付与しました。

「どうしても最低だと思いたいなら思ってもいいわ。ある意味ラッキーだもの」

「え?」

「だって、これ以上、どうやったって悪くなりようがないじゃない」

 笑って言うリアを見て、アルも気弱に笑った。

「ホントだ」

「ね? 後は上がるだけよ。そして、あたしはあなたの力を引き上げるためにここにいる。分かるわよね?」

 アルは神妙な顔で頷いた。

「でも、あたし一人がどんなに意気込んでも、あなたに上を目指すつもりがなければ決して上がることはないの。これも分かる?」

 もう一度アルが頷いた。リアは顔をほころばせた。

「成り行きはどうあれ、あたしと組んだ以上は頂点まで上がってもらうわよ。昇りがいがあるでしょ?」

 今度は、アルは困ったように笑った。

「頑張るよ」

 リアは指を立てて横に振った。

「頑張るだけじゃ駄目よ。必ず結果を出してもらうから、そのつもりでいなさい」

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