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魔王になるには?  作者: 水原慎
第一章 邂逅
40/312

3-13 珍しいタイプ

長文なので分割してアップしてあります。

枝番のあるものは一つの文章です。

サブタイトルは便宜上付与しました。

「とりあえず言っておくことはそれだけ。闘争に絶対的な力は必須だけど、力だけあっても駄目なのよ。まあ、ドロスに頭がないとは言わないけど、メンタルな面ではさっき言ったように穴だらけに見えるわね、あたしには」

 リアが説明し終えてもアルは浮かない顔をしていた。

「まだ、納得しない?」

「そういうわけじゃないけど」

 アルは慌てたように両の手を広げて振った。

「じゃあ、何?」

「えっと…」

 丸めた手を口元に当て、アルは考え込む仕草をした。

「…その、ぼくは森の試練を抜けるのも一番遅かったし、胞奇子の中では最低のランクなんじゃないのかなって、そう思えてしょうがないんだ」

「あなたが遅れたのは船のせいじゃない」

「! どうして知ってるの?」

 驚くアルにリアは得意げに笑った。

「それも後で説明するわ。ほら、やっぱり違うでしょ?」

「…うん」

 視線を外して返事をするアルを見ながらリアは思った。

 …魔族としては珍しいタイプね。自信が極端に少ない、って感じがするわ。

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