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魔王になるには?  作者: 水原慎
第四章 決着
258/312

1-20 アルの激昂

長文なので分割してアップしてあります。

枝番のあるものは一つの文章です。

サブタイトルは便宜上付与しました。

「そうやって荒くれていれば、魔王になれるとでも思っているの?」

「何だと?」

 剣呑に目を細め、レガートが立ち上がった。

「いい加減にしろっ!」

 アルがリアとレガートの間に割って入った。

「さっきから聞いてればっ! 父親の死を知ってるなら、そっとしておけっ!」

「アル!?」

 いつにないアルの剣幕にリアは驚いた。レガートとのやり取りも忘れて戸惑いの表情を浮かべた。

 レガートが矛先をアルに変えた。

「貴様も大層だな。たかが平民が、おれに指図するのか?」

「やめなさい、レガート・ゼイル! ここを戦場にする気!?」

 リアはレガートを制止した。同時にアルの肩に手を置いて諌めた。

「アルも落ち着いて。あたしは気にしてないから。ね? 他の場所へ行きましょ?」

 顔を寄せ、穏やかな声で言うとアルが軟化した。レガートと睨み合っていた視線を外すと体の向きを変えた。リアは何も言わず、丸屋根の建物から離れようとした。

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