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魔王になるには?  作者: 水原慎
第四章 決着
241/312

1-3 才能の開花

長文なので分割してアップしてあります。

枝番のあるものは一つの文章です。

サブタイトルは便宜上付与しました。

「でも、本当にいい感じ。この調子だと敵がいなくなるかもね」

「言い過ぎだよ、リア」

 アルが笑った。

 褒めた方がアルはいいのよね。

 リアは思っていた。

 良いところを指摘すると、アルは嬉しそうないい顔で笑う。見ている側まで明るくなるような笑顔でリアは好きだった。

 もちろん、それと訓練は別だけど。

 自分の気持ちと調制士としての役割をリアは明確に区切っていた。褒め言葉も他の男性種だと逆効果という場合もあるのだが、アルの場合は心配ない。

 だけど、モチベーションのためだけに言ってるわけでもないのよね…。

 ヴァン・キ・ラーゴはリアの戦闘経験に限らず、ヴァン・キ・ラーゴ自身が見聞きした情報を生成の都度読み込み、内部のプログラムで消化して対応、ないしは再現できる。極めて精巧で、かつ自動で性能の向上し続ける屈強な穿刺体だった。そのヴァン・キ・ラーゴと互角に闘えるアルは確実に強くなっていた。これまでの訓練を通じて、才能が開花していることを調制士のリアが一番良く分かっていた。

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