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魔王になるには?  作者: 水原慎
第三章 激突
219/312

4-7 みんな最初はそう言うぜ

長文なので分割してアップしてあります。

枝番のあるものは一つの文章です。

サブタイトルは便宜上付与しました。

 険しい顔つきをしてギーツが足を踏み出した。

「そうかい―」

 ギーツはスティックを一振りした。

「―それじゃあ、おれが思い通りにならねえものもあるってことを教えてやる」

「ギーツ、脚が…」

 右脚の傷に気づいたアルが気遣った。

「気にすんな。こんなやつ相手じゃ、ハンデにもなりゃしねえ。ナヤカが絡んでるんでな。ここはおれにやらせてもらうぜ」

 ドロスはバカにしたように笑った。

「やっぱ、カスは頭がワリいな。さっき、言ってやっただろうが? 消えるのはてめえだよっ!」

 ドロスとギーツが相対し、アルは離れた場所で見守った。

 ギーツはスティックの先を下にして構えた。スティックはギーツの相転儀の産物だった。

「来な。てめえのその醜い心根ごとおれがここで叩き潰してやる」

 ドロスが呼応し、岩塊を振り上げた。

「そんな細っこい棒でおれに勝てると思ってるのかよ?」

「みんな最初はそう言うぜ」

 二人は不敵な笑みを交し合った。

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