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魔王になるには?  作者: 水原慎
第三章 激突
169/312

2-23 正体は文礼員

長文なので分割してアップしてあります。

枝番のあるものは一つの文章です。

サブタイトルは便宜上付与しました。

 金の髪…。まさか、こいつが!?

 忘却していた夜の襲撃をリアは思い出した。ヴァン・キ・ラーゴに指令を送ってスピードを上げた。

 成果はすぐに出た。二本の剣ごと胞奇子を弾いたヴァン・キ・ラーゴは仮面に向けて剣を一閃させた。

 垂直に切断された仮面が二つに分かれて顔から落ちた。

 整った顔立ちが露になった。

 文礼員!?

 リアは相手の正体に気づいた。

 腕で顔を隠す女性種はまぎれもなく文礼員だった。リアとアルが盟約を結ぶ際に応対してくれた人物だった。

 文礼員が身を翻した。調制士も同調して撤退に移った。さらに巨大なメイスを作り出すと二体のヴァン・キ・ラーゴを巻き込んで振り回した。ヴァン・キ・ラーゴは折り重なって横から壁に激突した。

「待ちなさいっ!」

 駆け出そうとしたリアは強制的に留まらされた。手首にチェーンが巻きついていた。

「!?」

 抵抗しながらリアが振り向くと警護員の一人が立っていた。初めてアルを自分の部屋に案内した時にいた警護員の一人だ。足を踏み張っているのでスカートの柄である棘のある花が全体の姿を見せていた。チェーンは警護員の手から伸びている。

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