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魔王になるには?  作者: 水原慎
第三章 激突
140/312

1-15 空姫(からひめ)の選んだ男

長文なので分割してアップしてあります。

枝番のあるものは一つの文章です。

サブタイトルは便宜上付与しました。

「そうだ、リア、おれの理想を実現するために何かいいアイデアはないか?」

「あたしに訊かないでよ。あたしはアルを魔王にするんだから」

「なるほど。おれが魔王になった時のことを考えても仕方がないな」

 快活に言うギーツとは対照的にリアは奇妙な顔をした。

「あたしはあなたを疑ったのよ? 何とも思ってないの?」

「謝罪ならしてくれたじゃないか」

「それはそうだけど…」

「おれはおまえさんの気質を気に入っている。アルに友人になりたいと申し入れた時、おれはおまえさんを調制士として褒めた。覚えているか?」

 リアは頷きを返した。

「あれは嫌味でもお世辞でもない。心底思って口にした。おまえさんの用心深さはきっとアルの役に立つ。おれが疑惑の対象になるぐらい些細なことさ」

 リアは改めてギーツという男を見直していた。落ち着いた印象を受けるのも道理、どこか精神的に余裕があるのだ。さすがに空姫からひめの選んだ男だけのことはあった。

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