重力
掲載日:2026/05/11
地平線の奥に
真っ直ぐ一列にならんだ騎馬隊が
それと認識した瞬間
猛然と突撃してきた
手がカツンと金属に触れた
大砲だった
僕はやっと思い出した
コピー&ペーストを繰り返したかのような畑の
真ん中に広がるあぜ道をあるく
どこからかラジコンの音が漂ってきた
目をやると小型の無人機だった
僕は肩にかけた銃を構えた
心配になって沖の方を見る
水平線のあるいつもの海だった
カメラで海をズームしてみると
段になって蠢いていた
僕は走り出した
地面から離れて漂う身体が
こんなときはどうしようもなく押し付けられて
僕は安心してしまうんだ




