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声の記憶

作者: 竹目 樹本

蝉の声

夕暮れ疎ら

風涼し


真夏の思い出より、昼の強烈な日射しが落ち着き仄かに涼しい風吹く夕暮れのあの独特な瞬間が好きで印象に強く残っています。


渡り鳥

鳴き声交わす

白き群れ

木立を染める

旅の合間に


飛来した大型の渡り鳥達の思い出から、結構な大所帯でやって来て非常に賑やかだった記憶があります。


猫の声

馴染む日常

和む日々


猫との思い出より、昔も今もこれからもずっときっと変わらぬ気持ちを句に込めました。


賑やかな

出店を染める

人の声

祭囃子に

浸るひと時


祭りの思い出から、あの活気と熱量と賑やかさは大変印象深いですね。


初日の出

上がる歓声

風に溶け


元旦の思い出から、あの瞬間の荘厳さは忘れられません。

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― 新着の感想 ―
どの短歌からも声と情景が活き活きと浮かびあがってくるように感じられて素晴しいです。 蝉の鳴き声が静かになってゆく夕暮れ 木立の合間に見える渡り鳥の白い翼と群が お互いに交わしているような鳴き声 猫の…
蝉の声、渡り鳥の声、猫の声、そして人の声と、綴られていく『声の記憶』の一つひとつに、日常があり、風景があり、心がありますね。 まだ聴こえる蝉の声に、夕暮れに吹く風の涼しさが印象的です。旅の合間の渡り…
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