初体験する女神様 3
落ち着きを取り戻した2人はデリバリーで
夕食を調達して仲良く食べていたが
その時の話題は今日の記者会見だった。
女神は大勢のカメラマンに撮影されたのが
初めてだったので
キレイに撮れているか?
テレビや雑誌に自分がどう載るか?
不安でたまらないらしい。
『初めてアタシを知る人が、
可愛いくない写真を見たら』
『その人の印象は、ずーっと
可愛いくないアタシじゃないですか?』
『写真集みたいに写真チェックを
させてくれたら良いのに』と
ブツブツと呟いている。
そんな彼女を微笑ましく見ている
立花の視線に女神が気付いて
『アタシ何か変な事を言ってました?』と
心配そうに尋ねてきたので
『いや〜、言っている事がプロっぽいなって
感心していたんだよ』
『つい、この前までテレビのワンコ-ナ-で
右往左往していた子とは思えなくてさ』と
感想を述べた。
それを聞いた彼女は
『何かアタシ、イヤな子になってます?』と
心配そうに立花に確認してくる。
『イヤな子って何?』
不思議そうに立花が聞き返すと
『売れた途端に、急に態度が悪くなる人が
いるじゃないですか?』
『今のアタシって、そうなって
いたんじゃないか?って思って』と
説明をしてきた。
『大丈夫だよ、そうなってないから』と
立花が笑いながら説明すると
『良かった〜』と
安堵したようになる彼女を見て
『近くに、そういう人がいたの?』
立花にそう聞かれた彼女は
無言で笑っていた。
『いたんだろう?』
立花に、そう聞かれた彼女は
『内緒です』と
目をつぶって笑顔で答えるにとどまった。
話を変えるように立花が
『世界大会どうする?』と
GOD&ビ-ナスで参戦が決定している
ペア参戦の話をすると
『そうなんです世界大会もあるしアタシも
エクシブハンターを教わりたかったんです』
『来週からテレビ番組のワンコ-ナ-で
エクシブハンターを説明する時間が
始まるので』
『レクチャーを受けたかったんです』と
個人授業を依頼してきた。
エクシブハンターで注目された絵色女神が
ゲ-ム初心者ではカッコがつかない。
記者会見で参戦を発表しておいて
ポンコツプレ-ヤ-だと女神が
大恥をかく事を立花も危惧していた。
『ご飯も食べ終わったし、今から特訓で
レベルアップしよう?』
立花の提案で勉強会が始まる。
女神が自分のカバンからスマホを取り出し
エクシブハンターにログインをしようと
試すがログイン出来ない。
『何かアタシのスマホ調子悪いみたいです』
何度もアクセスエラーになる状況に
女神が呟き
立花が
『貸してごらん』と言って女神のスマホで
ログインを試すがエラーとなる。
『おかしいな』
そう言って立花は自分のスマホを出して
エクシブハンターにログインを試したが
立花もログイン出来ずにいた。
時間は夜21時.確かに1番混む時間だが
2人ともログイン出来ないとなると
システム障害かもしれない。
『なら、コッチで試そう?』
そう言って女神のスマホで操作すると
今度はログインまで辿り着けた。
『何をしたんですか?』
不思議に思った女神が立花に質問すると
『バックアップサイトから入ったんだ』と
説明をしてくれた。
ネットゲ-ムの会社やデ-タ処理をする
企業は自社のマザーコンピュータや
サ-バ-のクラッシュに備えて
バックアップデ-タ-を別サ-バ-で
保管している。
立花はオリファルコン社の別サ-バ-に
アクセスしてログインしたのであった。
『コッチはサクサクですね?』と
女神は設定ボタンを入力して
自分のアバタ-を呼び出して喜んでいる。
実はこの時、全世界でエクシブハンターに
ログインしようとする人々で
サ-バ-ダウンが起きていたのだ。
ペアで参戦出来る賞金額が5億円の
無料ネットゲ-ムは発展途上国でも
大々的にニュースで取り上げられて
アクセスが殺到していたのだ。
その事を知らない2人はイチャイチャと
肩を寄せてエクシブハンターをしている。
『この技の名前は何て言うんですか?』
と言う女神の質問に
『これは佐山さんの必殺技の
フランキーだよ』と教えると
飲み込みの早い女神は
すぐに習得してしまった。
本当に女神はスジが良い
一度教えたら、完璧に使いこなせる。
世界大会、ひょっとしたら
ひょっとするかもしれない。
そんな事を考え始めた立花は
『世界大会で使えるか?分からないけど』
『もう一つ新しい技を覚えておくか?』と
女神に確認をすると
『はい、教えてください』と
どん欲に新しい技術を求めてきた。
『この札と、この杖を持っている時に』
『敵に囲まれた状況で青い木に
一撃を加えると』
一瞬で敵が自分の家来となった。
『すごい、この技は何ですか?』
女神が興奮して聞いてくる。
『この技はレボリューションだよ』と
新技を伝授した。
『これもテレビで紹介しても
良いですか?』と
女神が聞いてきたので
『是非、紹介して下さい』と立花に言われ
女神は大喜びしている。
そんな新技と基本技を2時間ほど伝えて
レクチャーが終了となった。
時間は23時、明日も仕事な2人は
寝る準備をするが立花が先にシャワーを
浴びてその後に
女神がシャワーに入る順番を決めた。
毎度ながら脱衣所が無い家なので
キッチン前で立花が服を脱いで
浴室に入ろうとしている。
優勝した賞金で何を買おうかな?と考え
頭の中で候補がいくつも浮かび
妄想に浸っている立花だった。
彼は気付いていなかったが女神は
しっかりと立花の立花を凝視していた。
『アタシがいても立花さんは
恥ずかしがらずに服を脱いでいる』
『アタシが奥さんになるから?』
そんな事を考えているうちに立花は
浴室へと消えていく。
さっきは女の子の日だから中止にした。
でも、やっぱり立花に抱かれたい。
そう考えた時に女神は自分の心の中で
ある決心をした。
5分ほどで立花がシャワーから上がると
女神は立花にバスタオルを持っていき
身体を拭きだしのである。
突然の女神の行動にビックリしている
立花が
『いいよ、自分でするから』と言うが
『アタシに拭かして下さい』と言って
立花の言葉を無視して身体を
隅々まで拭きだす。
身体中の汗と水滴を拭き終わった後に
『アタシもシャワーを浴びてきます』と
言って立花の前で服を脱ぎ出した。
『おい、ちょっと待て』
『俺は向こうに行くから』
突然の女神の脱衣ショ-にビックリして
立花は慌てていたが
彼女は気にする事なく服を全て脱ぎ
浴室へと入っていった。
見ないようにしていたつもりだが、
女神が至近距離だったのでお尻や背中は
見えてしまった。
パンツを履く前の立花の立花は
しっかりと反応して上を向いている。
『せっかく収まっていたのに』
立花は、そう呟いて着替えを終わらせた。
10分ほど経った頃だろうか?
浴室の扉を開ける音が聞こえた。
ビ-ルを飲んでいた立花はキッチンの方は
見ないようにしていた。
3分も待てば女神の着替えも終わるだろう
そう考えてベッドの上でスマホを
いじっている。
『立花さん』
女神が立花を呼ぶ声に反応して
立花が彼女の方を見た。
『女神?』
キッチン前にいた女神は全裸で立って
こちらを真っ直ぐ見ている。
見てはいけない。
だが美しい彼女の肢体に見とれて
目を逸らす事が出来ない。
『CM出演や権太坂36の新曲のセンターに
なる事が出来ました』
『アタシは明日、あなたに殺されても
絶対に文句を言わない位に
感謝をしているんです』
『だから立花さん、やっぱりアタシは今日
あなたのモノになりたいです』
『アタシの全てを見てください』
生まれたままの姿の彼女はそう言って
立花のいるベッドに歩いてきて
唖然として固まっている立花に近づき
風呂上がりで裸だった彼の胸に
キスをし始めたのだった。




