初体験する女神様 1
記者会見の後の反省会も終了して
大帝国ホテルでは打ち上げパ-ティ-が
開催されていた。
ホテルの披露宴会場に立食式で開催しており
会場の中心にはテ-ブルの上に
オ-ドブルなどとローストビーフや
マリネ、サラダ、大皿料理が並ぶ
豪華なメニューが所狭しと配置されている。
広告代理店の濱口は関係者に
挨拶をしながら、ある人物を探していた。
オリファルコン社の副社長、後藤だ。
広報担当の坂口を見つけ出し
『ちょっと良いですか?』と
会場の端に引っ張り出し
『副社長は何処ですか?』と
質問をしてきたのである。
彼が何故、立花に興味を持ったか?
知らないが
立花が表舞台に出たがらない事を
坂口も知っているので余計な事は
一切喋るつもりはない。
『副社長は帰られたと思いますよ』と
坂口が言うと
『記者会見にも出ない、打ち上げも
出ないない役員なんて聞いたことがない』
『あの人は何者なんですか?』と
濱口は詰め寄るように聞く。
『本当に私も知らないんです』
『会長が引っ張ってこられた方』
『その程度の知識しかありません』
坂口の鉄壁のディフェンスだが
濱口は引き下がらず
『女神ちゃんとも親しげだったし』
『佐山さんとも飲み友達なんて』
『GODはあの人なんじゃないですか?』と
更に詰め寄る。
すると
『濱口さんは、GODさんに
興味があるんですか?』
坂口がそう聞くと
『あるに決まっているじゃないですか』
『無名に近かった女神ちゃんを会社あげて
バックアップさせる政治力』
『他人に曲を提供しない売れっ子
佐山さんに楽曲提供させるパワー』
『GOD&ビーナス、キング&フランキー』
『この参戦で世界大会は大注目』
『全部の黒幕のGODは、どんな人物か?
会って真意を聞きたいんです』
濱口がそう力説した時に
『オリファルコンとして、その情報を
開示するつもりはないです』
猪木会長が2人の間に割って入った。
そして坂口に、向こうに行くように
指示を出して濱口と猪木会長が2人になる。
『幕末期の維新派で薩長同盟や大政奉還を
成功させた坂本龍馬』
『彼は明治政府設立の立て役者だったが
新政府に入る気は全くなかった』
『世の中には、そんなタイプもいる』
『それで良いじゃないですか?』
猪木会長が笑いながら説明する。
だが濱口は
『それでも、やっぱり』と
言い返した時に
猪木会長が
『クビを突っ込むな、って言ってんだよ』と
低い声で告げた。
禁忌
触れてはいけない場所だと、その時になって
濱口は気付いた。
『誠に申し訳ありませんでした』
濱口は猪木会長に深く頭を下げて詫びる。
『濱口さんの能力が高いのは
今回の仕事で分かりました』
『まだまだ一緒に仕事をしたいです』と
いつもの穏やかな猪木会長の口調に戻り
濱口に説くように話し始めた。
『私の知り合いにミラージュの社長と
ジャックモンドの会長がいるんですけど』
『近いうちに2人から濱口さん指定で
CMの依頼が入るようにします』
スナック菓子の大手のミラージュと
飲料水メ-カ-大手のジャックモンド
2社とも日本を代表する大企業だ。
『絵色女神を起用するCMですか?』
濱口がそう質問すると
猪木会長は笑って黙っている。
濱口は更に興味を持ったが押し殺す事にした。
『それは、そうと主役の女神ちゃんの
姿がさっきから見えないんですけど』
濱口が猪木会長に話すと
『お酒の場所に未成年がいるのもどうか?
と考えて』
『おかえり頂きました』と
笑って説明をしてくる。
その彼女はアパートのチャイムを
鳴らしていた。
『ピンポ-ン』
その音に反応して立花がドアを開けると
『来ちゃいました』と女神が立っている。
『どうした?』
アポ無し訪問に立花が驚いていると
『サプライズ訪問です』と
女神が笑顔で答えてきた。
『打ち上げには参加しなくて、
よくなったので本日は上がりになり
会場から直接来ちゃいました』と
言った後に立花に抱きついてきたのである。
玄関先で彼女を抱きしめる立花は
『明日の朝の仕事は大丈夫なの?』と
そのままの体勢で質問すると
『10時にサニ-本社なので泊まっても
良いですか?』と
女神が聞いてきた。
『マネージャーさんは平気なの?』
車での送迎待遇になっている事を思い出し
立花が質問すると
『親戚の家に泊まって、明日は直接本社に
行くって伝えています』
『場所を教えて?と聞かれましたけど』と
用意周到である事を伝えて
家へと上がり込むのであった。
何回目のお泊まりだろうか?
慣れた感じでベッドに座り
『今日の記者会見は、どうでしたか?』
女神が立花に採点を依頼してきたので
『100点をあげます』
『あの会場の広さで、あれだけの記者の前
堂々と立ち振る舞っていたのは立派です』
そう立花が解説をした。
それを聞いた女神は満面の笑顔になり
『じゃあ、ご褒美が欲しいです』と言って
両手を広げて前に差し出して
立花を迎え入れるようにする。
しょうがねぇな
そんな感じで立花が近づき彼女に
キスをしながら抱きしめた。
唇を強く当てて、お互いに頭をずらして
軽く息つぎをして
1分ほどのキスは終わった。
顔を赤らめて下を向いている女神は
微笑んでいる。
『なんか嬉しそうだね?』
『キスなら、さっきの控え室でも
したじゃないか?』
実はコッソリと記者会見の控え室でも
短い時間にキスをしていた2人だった。
『ココでするキスが一番好きです』
女神はそう告白してきた。
『このボロアパートが?』
不思議そうに立花が聞くと
『アタシの全てがココから始まりました』
『立花さん家に押し掛けて、優しくされて
嬉しい思い出がいっぱいなんです』
『だから帰る場所もここなんです』
そう細かく説明をしてくる。
『ならご褒美を追加だな』
そう言って立花からキスをして
女神の唇を奪った後に自分の舌に
チカラを入れて女神の唇をこじ開けた。
突然の侵入に目を見開いてビックリする
女神だが、すぐに立花を受け入れて
侵入してきた立花の舌に自分の舌を絡める。
『ネチョ、ネチョ』
粘膜同士が唾液で絡む音が部屋に鳴る。
立ったままのディ-プキスだったので
立花が女神の背中に手を回して
ゆっくりとベッドに寝かしつけた。
舌を入れたキスのまま女神の上に乗って
立花の手が彼女の左胸に触れ
手のひらを広げて乗せた。
そのままチカラを入れると
彼女の胸に沈んでいき、指をせばめて
女神の胸を揉みだした。
『ヤッタ-』
『立花さんが、ついにその気になってくれた』
女神が心の中で歓喜する。
彼女のTシャツにシワが出来るほど
強くしっかりと胸を握り
大きく円を描くように揉みしだく。
彼女が奥さんになる発言を会長に
喋ってしまった時点で
立花は覚悟が決まっていた。
女神を一生守ろう
今日の記者会見でメイクをして
ドレスアップした彼女は美しかった。
大帝国ホテルから帰る電車の中で
何度も女神とのツ-ショット写真を
眺めているうちに
この可愛い子が俺の彼女なんだ。
改めて、そう思うと嬉しくなり
駅までの帰り道をスキップして
帰ってきてでの女神のサプライズ訪問に
感情はレベルマックスになっていった。
ディ-プキスをしていたクチを話すと
2人の唾液が糸を引いているが
そんな事は、お構いなしに
立花は女神の髪をかきあげて
自分のクチを彼女の耳に当てて
『フ-っ』と息を耳の穴に吹き込む。
ゾク
女神は耳から入った吐息に反応して
身体をこわばらせたが
立花は更に舌を尖らせて女神の耳の穴に
ゆっくりと差し込んだのだ。
『あ〜ん』
生まれて初めて感じる感覚に女神が
声を漏らしてしまった。
その間も立花の右手は休まる事なく
女神の左胸をまさぐり
彼女は胸が熱くなる感覚に襲われてくる。
アドレナリンが体内を逆流して
心臓がドクドクしながら
性欲が支配する感覚を
初めて経験している女神は
『あぁ〜ん』と
無意識に声が漏れていきだした。
女神が待ちに待っていた身も心も
立花のモノになっていく
性欲が支配する女神の頭の中で別の女神が、
この後は服を脱がされていきと
次の展開を予想していた。
待ってダメ
女神は立花に言わなきゃいけない事を
その瞬間に思い出したのだ。




