表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

夏休みのできごと。

作者: 時雨

これは、私が実際に体験した話です。


当時中学生だった私は畳の部屋にベッドを置いていました。

そのベッドには物を置くスペースが無くベッドヘッドと枕の間にラジカセを置いて音楽を聴きながら寝ていました。

そんなある夏休みのお盆の日のこと。

元々怖いモノが好きな私は深夜ラジオ オールナイトニッポンで怖い話し特集を聴いていました。

怖いモノが好きとは言え、そこはまだ中学生。

怖いものは怖いので部屋の電気をつけ、ペディキュアを塗り、気を紛らわしながら聴いていました。

すると何処からか"ピタッピリピリ、、ピタッピリピリ"と、聞こえてきます。

(えっ?何の音?)と、思いましたが直ぐに何の音か分かりました。

その音は裸足で畳の上を歩く音でした。

"ピタッピリピリ、、ピタッピリピリ"と、ゆっくり、、ゆっくり こちらに近づいて来ます。

そして私の目の前に来た所で「ピタッ」と音が止まりました。

私は(ヤバい!)っと思って電気はつけたままラジオは消して左側の壁側向いて布団を被りました。

(誰も居ない!何も聞こえない!誰も居ない!何も聞こえない!)と、ずっと自分に言い聞かせていました。

そして、いつの間にか眠っていました。

どの位眠っていたのか分かりませんが今度は頭の上のラジカセから"カタカタカタカタカタ"と、聞こえてきます。

(アレ?ラジオは消したのに)って思いましたが

いつの間にか反対側を向いて寝ていたので、(あ、枕で巻き戻しボタンが押ささったんだな)と思い右腕を伸ばして停止ボタンを押し、元の体制に戻って寝ようしたら又、"カタカタカタカタカタ"と。

(え〜、又押しちゃったの〜?)と思い、もう1度腕を伸ばそうしたその時!

身体が全く動きません!!(えっ?何?金縛り!?)と、思った瞬間怖くなり目を閉じて念仏を唱えようしました。

だけど、自分の意思とは逆にどんどん目は開いていきます!

私はパニックになるも声は出ないし身体も動きませ!!どうする事も出来ずにいると目の前に透き通った2本の脚が!!

(えっ?これってヤバくない?)と思っていると突然「ドンッ!」と、身体に重みを感じました!

私は瞬時に(誰かが乗っかって来た!)と感じました!

(これはマズイ!本当にヤバイ!!)と恐怖を感じ渾身の力を振り絞って身体を動かそうとしました。

『うわぁーーーーーー!!!!』

大声と共に起き上がり金縛りは解けました。

『はぁーはぁーはぁー。』汗だくになりながら脚があった方を見ました!

そこには、、、誰もいませんでした。

ラジオも切れたまま。ラジカセも動いていません。


しかし、つけたままの電気は消えていました。

私の家は母子家庭で母は夜の仕事をしていました。

その時、母はまだ、帰っていませんでした。

一体誰が電気をけしたのしでしょうか?



〜終〜



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ