●キャラクター解説 ビザレ●
※ネタバレを含みます。
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当代最強クラスの戦闘力を持つ純血魔人で、トッピナーの実兄。
レメントとして人間世界で生活し、婚期を逃し続けているトッピナーの
コンプレックス源として登場させた「見たら腰を抜かす親族」です。
正直な話、登場時点ではそれ以上の存在意義は考えていませんでした。
とにかく見た目が怖く、強さも怪物じみている。そんな彼が偶然により
ラジュールと出会う…という展開を描きたいがため、ここまで見た目が
怖い存在として設定しました。当初は本当に出オチ系のキャラでした。
しかしいざ出すと割と動かし甲斐があり、ミミエを挟めばトリオ漫才も
できる。ラジュールとの関係も割と拡げやすい。という事で、再登場。
これ以上ないほど心強い「助っ人」としての立ち位置を確立しました。
見た目の割に気さくな性格なので、スランナグたちともすぐ意気投合。
どう見ても味方側とは思えないそのギャップは、なかなか描写していて
楽しいものがありました。
また、プロポーズされたトッピナーが明らかに彼の存在をラジュールに
匂わせているあたりに、彼女の迷いの本気度を込めました。おそらく、
普通の結婚のチャンスならば彼女はビザレという存在に関して最初から
隠し通したはず。それをあえて口にしたのは、既にラジュールが自分の
本性を知っていたから。何より彼に隠すというのは失礼と思ったから。
この点においても、異形の兄という存在はうまく活用できました。
「捕食融合」という彼の特殊能力の元ネタは「強殖装甲ガイバー」に
登場する戦闘生物・アプトムです。ちなみにウルログの元ネタも同じ。
ウルログが己と同類であると察し、あえて挑発に乗った振りをして彼を
不意打ちで仕留める。力押しだけが取り柄のように見えて、割と狡猾な
一面も持つビザレなのでした。
頭全体を牙が覆っていますが、別にこれは「口」ではありません。単に
防御用として生えているだけです。「ウルトラマン」に登場する怪獣・
ガボラのエリに近い感じ。なので、別に開いた内側が口になっていたり
涎を垂らしたりもしません。意外と普通の顔が収まっています。
前述通り、当初想定していた名前はドゥンガリでした。「ビザレ」は
「bizarre」のカタカナ読みです。
この言葉の和訳は「奇想天外」とか「奇妙な」というのが有名ですが、
「突飛な」とも訳せます。要するに「トッピナー」と引っ掛けた名称と
いう事です。割と単純。
心臓狩りを阻止し、ルクトと一緒にラキアノン攻略の戦いに臨み、更に
ガルデン防衛戦では魔将ウルログを皆と協力して撃破。ロープスアでは
混乱の鎮圧のために大芝居まで打つ八面六臂の活躍。奥さんもゲットし
とにかく大いに暴れてくれました。何気にプロマとの信頼関係の構築も
書いていて楽しいファクターだったと思います。
トッピナーの兄である以前に、現代に生きる魔人としての彼はおそらく
「人と魔人の和合の歴史」の体現者と言っていい存在です。こういう、
世界観自体を支えてくれるキャラを創出できたというのも嬉しい限り。




