FILE20:捕虜(6)
木々の間を縫うように進む。
敵はまだこちらに気づいていない。
ちょうど100mほどの地点。
アレンが無線でレックスに合図を出した。
直後、5秒もかからず3人の敵が倒れる。
それと同時にマルコたちは駆けだし、残りの二人と砲主を始末した。
「レックス、急いでこっちまで来い、マルコ!C4セットしろ!」
無線からレックスの悪態が聞こえてきたがアレンは無視して指示を出した。
マルコはバックパックからC4を取り出すとヨハネにセットした。
「設置完了!爆破します、離れてください!」
アレンとレックスが離れたことを確認するとマルコも離れ、スイッチを押した。
爆破音がなり、ヨハネの残骸が飛び散る。
辛うじてヨハネと分かるぐらいのそれの向こうには道があった。
「これを辿っていけば敵陣の裏に出る、もうすぐストライカーが来るはずだから合流してこのまま裏から攻める」
アレンが話し終えると同時に左側にストライカーと5人ほどの分隊が見え、後ろからは息を切らしたレックスがやってきた。
「アレンお前、キツイぞこれ」
呼吸を整えながら文句を言うレックスにアレンはそうか、とだけ返した。
☆さーど座談会☆
桃華「人気投票一位だよ!」
作者「三人が回答してな」
桃華「あーあー、桃は何にも聞こえませぇん」
作者「まぁこいつが今後どうなるか楽しみだ」
桃華「桃の一位は不動です!」
作者「ふ、そんなもの作者パワーでどうとでも……」
桃華「あん…」
作者「や、やめろ!そんな格好でそんな声を出すな!」
桃華「おいで」
作者「やめろぉおお!イメージをくずすなぁぁああぁあ!」
桃華「逃げちゃった……とにかく、これからもよろしくです、また次週ね~」