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うちゅう人の独り言  作者: からし
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うちゅう人の独り言  アウターゴッド 姉さんとの思いで

 ちょっと、前のお話です。


 すべての題名の元になった、事柄です。

 

 創世の書と、ちょっと違うような、中二病的な内容です。

 姉さんとの思いで、今は、人の形として存在していないお姉ちゃん。


 始まりの時、いろいろなモノと人型と不定型なわたしとお姉ちゃん。


 始まりの時、血の色をした粘土で、人型を作った、かみさまらしきモノそれでも、その人型は、動かなかった、しかし、命令には従った。


 でも、自発的には、動かなかった。


 かみさまらしきモノは、どうして、生命の粘土を使ってまで、自分に似せたものを作ったのか、そのモノは、自由に自在に動く、自分と同じ形の自分と違う者を見たかった。


 楽しみの一環として、育つのを見たかった、自発的に動くのを見て、楽しみたかった。

 

 そこで、お姉ちゃんが、「私の意識を最大に広げ、私を気薄に成るまで膨張させて、それぞれのものに、心のカケラをさづけましょう」と、提案した。


 わたしは、反対した、そんな事をしたら、お姉ちゃんが、消えてしまう。


 でも、かみさまらしきモノは、お姉ちゃんの言った事を実行する事にした。


 お姉ちゃんが、大きくなっていく、意識だけじゃなく、身体も周りに作った、星々よりも、恒星達よりも、暗黒星帯よりも大きく、薄く広く、不定型なわたしよりも大きく遙か遠くに体を空間に馴染ませながら、消えていく。


 ≪キィーン≫と、云うか、≪フィ~イィーン≫と、云う様な音が、聞こえたような気がして、次の瞬間、《《《《《《【どっ、ごぉ~ん】》》》》》》って、一瞬空気が震えた。


 それを合図に、かみさまのようなモノが、作ったモノが、一斉に泣き出したり、笑い出した。


 しはらくすると、かみさまのようなモノが、それぞれをランダムに星々に転移させて、自分の分身を増やして、それぞれに転移していった。


 わたしは、お姉ちゃんを呼んだ、しかし、To doは、無かった。


 しかし、意識的には、広く深くたおやかに浸透した、感じがした。


 わたしは、そらを見上げて、星を辿る、星渡り、星繋ぎをして、お姉ちゃんを探そう。


 幸い、私の体は、どの宇宙よりも大きく広く薄い、何もない星を選んで、星繋ぎをすると、一つの生命溢れる星が出来る事も分かっている。


 かみさまのようなモノが、つながりたそうに、わたしに手を伸ばし始めた、わたしにその気はない、お姉ちゃんを探すと、この思いだけを【私】として、かみさまのようなモノから同化される前に切り離した。


 そして、或る星を見つけ〈かなり離れた星と星の地軸が、同期していて、公転している〉そこに、【私】を飛ばした。



 『現宙域からの離脱確認』『惑星同期軸まで、後81京5114兆6572億3923万3000光年』『光年単位から、念速単位に替える』『最大念速で、4秒【内、2秒は、身体生成時間】です』『消えて無くなるな、其の速度だと』『もう少しゆっくり出来ないのかな』『わたし様から分身として、出された【私】なら、少々の衝撃は、大丈夫ですよ』『それでも、かみさまのようなモノの範囲は、大きくなり始めていますから、此れ位の速度で無いと、追い付かれて、お終いに成ってしまいます』『分かりました、皆も、その様に』『『『『ハッ』』』』五つの自分の分かれた意識が、交錯する。

 

 『何とか、星間同期軸に乗りました』『ふぅ~い、何とか持ち堪えましたね』『で、【私】様どちらの惑星に降りますか』『からだ、もどっていませぇ~ん』『このまま、身体戻さず、青い星の地上に降りましょう』『再度計測、此処より、青き星地表までの距離【100,000㎞】』


 『では、降りましょう』『『『『『はいっ』』』』』しかし、そう、うまくはいかない、その星には、大気が存在していた。


 『ああっ、また駄目だった』『これで、何回目』『はねた』『すりぬけた』『大気とは、優れたものなのですね』『まずい、ひっかけた』


  この星にスルリと下りられた、他の星の宇宙船ふねって、どうなっているの?


 この星をすり抜けた時、地殻が、動いた、星の大気に跳ねられた時に、大気が動いて、渦を作った。


 幾度となく、すり抜けた、暫らくして、星の表面が、青一色から、茶色と赤の部分が出来ている事に、気づいた。


 それは、この星に大地が出来た、証拠だった。


 実体化して、この星に降りたら、と言う事に成り、しかし、質量の問題もあるので、半実体化して、大気に突入、青い水と茶色の大地の境に着陸態勢を取るが、重力慣性装置じゅうりょくかんせいそうちの故障で、危うくなったので、透過とうかする事に成った、透過して、星をすり抜け、元の宇宙空間に戻った所、星の表面の一部が、大きくえぐれている、事がわかり、しばらく、星の自己再生に任せる為、観測体制をとった。


 其の為、地上には、943光年周期こうねんしゅうき後に、降りられた。


 


 もう少し、続きます。


 副葬体の女の子に名前を付けます。


 副葬体を作ったのは、お姉ちゃんです、【私】が、寂しがりなので、お姉ちゃんからの贈り物でした。


 今は、【私】の一部であり、家族です。




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