表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
うちゅう人の独り言  作者: からし
27/30

うちゅう人の独り言 いつかの事 3-5

・・・

 「この世界を知るために、先ずは、何処から手を付けましょう」


 胡坐座に円陣を組んで、話し合いをする。


 「今のこの場所が、何処なのかを特定しないと判らないの」


 確かに、広大な草原に降り立ったのは良いが、目標物が無い、ぐるっと一周見渡しても、蒼空と腰の高さ位に伸びた草原、アセルスが、かくれんぼしたら、絶対に見つからないと思う程の緑一色の大地。


 『グリュとアセルスが、かくれんぼしたら、絶対優勝すると思う位の緑だな』


 ワースが珍しく、話し始めた。


 『確かに見つからない自信は、ある』

 

 グリュは、お調子者では無いのだが、アセルスと共に寝ころぼうとしていた。


 『先ずは、起点を作るんだろ、俺が、一面焼いてヤロウカ』


 セキは、ドラゴンブレスを吐こうとして、体制を変えるが、「無理ナ事ハしなイ」と、ミナヅキに窘められる。


 「では、僭越ながら、わたくしが、起点を後ろの人に頼んで、作成しましょう」と、後ろを振り返りながら、一一ひとつはじめが、後ろから二番目の虚ろな目で、背中に一対の金色の羽を生やした、先祖?に、手を合わせて、お願いする。


 暫らくすると、足元が、大理石に替わって、表面が水平になり、周りが円形と成り、そそり立つ。


 『『『ほほっ、これは、素晴らしい』』』龍たちは、揃って、褒め称えた。


 「「「円座カ」なの」ですね」、ミナヅキとアセルスと秋津あきつも、感嘆の意を述べる。

 

 ◇ ふと思う ◇


 円から始まるのは、宇宙の法則か?


 でも、ここは、それぞれ歪な不定形宇宙、楕円の世界の一部が、合わさって、出来上がった、まあるい地球。


 いろいろな楕円世界、不定形世界の一部が、合わさって、他の次元の地球も出来ているのではないだろうか。


 ◇ 考察終了 ◇


 おおっ、先祖の力の一端としても、これは、凄い、今現在の自分の力じゃないところが、悔しい。


 【まぁ、ざっとこんなもんですね】


 二番目の虚ろなる瞳に少し力が入った様な金色の羽を生やした、先祖の思念が届く、意外にお茶目さんである。


 『『『素晴らしい』』』、「うん、間違いなく良い出来ですね」「そうダぞ」「綺麗な居場所が出来ましたね」

 

 それぞれに、褒め称えられた。


 「でも、此れから如何したら良いでしょう」


 一一ひとつはじめは、思案して、みる。


 □  □


 呪文も必要か、其れとも、無演唱が、良いのか、思案にうもれる。


 見せるのであれば、演唱としぐさが大事、カッコつけなきゃね。


 何をしているのかを分からせる為と言うのもある。


 無演唱だと、不意打ちが出来る。


 


 


 



 

…生ごみを観る様な目では、見ないで下さいませ、生ごみなのは、間違いありませんが、一応生物です。

生暖かい眼で、観て頂きたいです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ