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うちゅう人の独り言  作者: からし
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うちゅうじんの独り言 いつかの事 2-3

 うちゅうじんの独り言 いつかの事 2シリーズ


 いろいろな話の時間軸は、なぜか同じ、ついでに言うと、ブロック係数も同じ磁場ですから、地球のはず、ただ、ここは合わせ鏡の一部の世界、平行世界なのでした。

 


 「堀米戦闘伍長、如何して、何も言わずに、命令を聞くんですか」ぼくは、走りながら、聞く《実は、浮かびながら、足をゆっくり走っている様に動かしている。》他のみんなは、ズルしている事を知っているが、堀米戦闘伍長は、見た目は、チャラい男なのに実は、誠実で、真面目人間なので、必死に駆け足している。


 「そういう事は、かごに帰ってから、言うものだぞ、真面目に訓練として、走れ」


 「いっ、いぇっさー」一寸、力の抜けた返事をする。他の者は、「「「「「イエッサー」」」」」元気よく返事をした。


 「紫煙、反省室な!」堀米戦闘伍長の激。「はぁ~い、分かりましたぁ~」力が抜けた声で、返事。


 「「「「「懲りないなぁ、お前は」」」」」しょうがないなぁ、と言う様な声で、声を揃えての笑い声。



 

 かごもしくは、加護が有る部屋、「楽で良いわぁ」「確かに空気は、此処の方が断然良いな」


 力をセーブするのも楽だし、休息所としては、全体の施設内では、籠が、良い、落着く。


 見た目は、四角い鳥籠、如何見ても鳥かごにしか見えないが、此処は、特殊戦略課の詰所兼寝床である。


 ぼくは、唐突に「で、反省室って、何処ですか、堀米さん」


 皆口々に「反省室、まだ作ってないもんな」「「「「確かに、確かに」」」」 


 「此処でする」きっぱりとした声で、床を指さし、「紫煙、頭ン下」


 「「「「「頭ンずんした?」」」」」


 「方言だ、正座しろの事だ」


 「「「「「何処の方言だ?」」」」」


 「母方の実家だ」


 「「「「「あれっ?」」」」」


 「そうそれ、無理、ぼく達、試験管ベイビー、誰の卵で、誰の種かなんて、分からないから」 


 「そう云うのを揚げ足取りと言うのだぞ、乗っておくのも上官想いって言うのだぞ」


 赤裸々な話を永遠と約二時間、ぼくは、足がしびれるのを嫌がり、能力で、身体を少し浮かせて、しびれない様にしましたが、ばれて、重しのかわりと言って、「中将を召喚するぞ」って、脅しをかけてきました。


 さすがに、中将は此処には入れませんが、中将を持ち出されたことで、身が引き締まり、珍しく、きちんと正座したところ、足のしびれも無く、何時間でも座って居られることに不思議に思い、「明日、先生に聞いてみよう」と、独り言。

 

 「それは、先生でなくても分かる、両足に掛かる重心が整って、体液の流れが良くなり、しびれが、おさまったのだ」

 

 ぼくの独り言に堀米さんが、つっ込んだ。


 「ぼそっと言った、ぼくの疑問、あっさり答えて、下さいまして、ありがとうございます」


 チョッと、不機嫌気味に礼を述べる。


 「相変わらず、短絡的な奴だな、もう少し、物事を考えて話せば、良い隊員に成るのにな」


 ドッと、周りから笑いが起こる、いつもこんな感じ。


 『紫煙、戻れますか、能力は、全快しましたか』


 いきなり、大きい声で、籠の外から、声を掛けられた。


 「はい、ずんした中ですが、気力も能力も最大まで、全快しました」


 『頭ン下中ずんしたちゅう? とは、なんですか』


 「あっ、中将、申し訳ありません、注意力散漫な彼に反省させるべく、正座させていました、頭ン下は、わたしの母方の実家の方言であります」


 『実家って、試験管ですか』


 




 いつかの事 2 シリーズ も、もう少し続きますが、マンネリ化しそうです、樹さんは、どこに行っても樹さんですし、全く本質が、変わらない、もう少し、やさしくしても云いじゃないですか、ノルマって、それは・・・


 紆余曲折は、ありますが、原作者の体調に合わせて、書き進めさせていただきたいと思います。

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