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うちゅう人の独り言  作者: からし
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うちゅうじんの独り言 いつかの事 4

じぶんで、経験した事を書きなぐっていますけど、色々な事をしていると、ふと思いませんか、自分が本当に要る世界って、何処なのだろうと、そんな話です。

 外国の戦争や闘争を知らない平和な国での日常。


「姉ちゃん、借りてたCDここ置いておくから、次のアレ貸して」

 

 おとうとは、わたしの部屋の入り口から身を乗り出して、CDを小さい箪笥の上にある、CDスタンドから一つ取った、そして、貸していた物を無造作に置いた。


 「ソレ、今日友達に聞かせるやつだから、複製取ったら、持って行っても良いよ、でも、変な編集したら、許さないからね」

 

 わたしは、ベッドから起き上がり、制服に着替えてる途中、見られたって、減るモノじゃないし、姉弟だし、弟と私は、同じ腹から生まれた、二卵性双生児、ともに中学三年生今年、受験も終わり、もうすぐ、高校生、エスカレーターに乗っただけの同じ敷地内に在る、上級校舎へ。


 わたしの名前は、藤原未知子ふじわらみちこ今年、高校生に成る十五歳、十二月生まれなので、まだ、歳食ったばかりのぴっちぴっち、おにゅう人よ、姿は、平均的な女子高生かな身長163センチ、胸囲、体重は、ノーコメント、黒髪ストレートヘアー前髪ぱっつんの背中半ばまで流している。

  

 当然、おたくよ、ラノベ中心のビブリオマニア、えろいのから残虐なのまで、色々な文字と文章が読めるのが、良いのよ。


  「分かった、路姉ちゃんたちに聞かせるんだろう、あっ、変な編集できねえし、誰がやったか、何故かわかるから怖いしな」

 

 たき みち、メガネを掛けた、インテリ風一寸おたく、黒髪で前髪ぱっつん、背中半分までのストレートヘアー、わたしの腐れ縁的親友、幼年舎ようねんしゃ時代からの縁である、つまり、弟の天敵ですが、弟は、苦手乍にがてがてら楽しんでいるみたい、時々からかって居るようです、まるで姉弟の如く。

 

 わたしの弟なのよって、突っ込む事もしばしば、路には、姉や兄は、居るけど、弟妹は今の所居ないとか、両親健在で、まだまだ若いんだし、増やせばいいのにねと、言うと、恥ずかしそうに、親が遣ってることを想像して、身悶えしてしまうと、言って、未知子みちこだったら如何どうするのよって、逆に聞かれた。


 回想する。


 つっこまれたり、こすられたり、さわさわされたり、しっとりさわられたり、ふわっとだかれたり。


 「確かに、想像して…ゾクッて…身悶えるね」って、笑って言った。


 まぁ、あほな事を喋ってみたりしたけれど、わたしも路も高校生、エスカレーター式でも、エレベーター式でも、まぁ良いじゃないの、取り敢えず成るんだし、部活何処に入るかって、話をしたら、路が、ラノベオタク(文芸部、違うと思うぞ)部、まん研(満足する事を目的とした研究会って、違うだろう、漫画研究会のはずだ)部、図書委員(部活ですらない、それは、委員会)部、心理研究会、あれっ、そんなの在ったっけ?


 無かったから、申請するって、一年生が、部長出来るの?


 「何事も、遣ってみれば良いのよ、遣らなきゃ分からないわ、出来るかも知れないって言ったら、中学時代には、出来たじゃないの」


 えらい、剣幕で、捲くし立てられた。


 そうなんです、わたしたちは、オタク研究会を立ち上げて、なぜ中二病生は、オタクに走るのかを研究して、学園祭にて、三年間続けて、発表したツワモノです。


 「あの時は、他にも賛同者が居たから、出来たのであって、うちの高校は、女子部と男子部に別れているから、幾ら、女の子っぽくても彼らをこちらに引き入れる事は、出来ない」 

 

 「女装させてもダメか」


 「無理でしょ、声可愛いけど、身体的に無理でしょ」


 「おとこのアレ、取っちゃおうか、そうすれば、女子部はいれるよ」


 「おいおい、それは、出来ない相談でしょ」


 彼らとは、幼小中学と共に学んだ、幼馴染の男子、如何見ても、うちらより、女の子している、5人組。


 化粧は、ヒロミに教えて貰ったり、カジュアルな服装は、涼子りょうし、すずこってあだ名のオトコの娘に教えて貰った、部屋の模様替えにひとみちゃんとかおるちゃんとさくらくんに手伝って貰った男手が必要だったからねぇ、さくらだけくん読みなのは、背が高杉晋作なのです。


 五人とは、一緒にお風呂に入った仲であり、気心の知れた仲間だった。


 「ヒロミはさぁ、こっちでも良かったんじゃないの」そういえばの体で、路が言いだす。


 「そうなんだけど、如何なんだろう、身体的には、完璧だよね、両方あるし」


 「ああっ、それか、避妊の為か」


 「なるほど、気づかなかった」


 「先生たちも苦労したな、でも、それだったら尚の事、こっちだよね」


 「ああっ、あいつ、子供つくちゃった事あったんだっけ」


 「可哀相だけど、やられたんだよね、上級生に」


 「あの子ってさ、確か妹として、一緒に暮らしてなかったっけ」


 「霜月ちゃん、十一月生まれだから、何だか安易な名前よね」


 「親戚の詩走姉さんより良いと思うぞ、あそこは、十二人兄姉妹きょうだい、それぞれに大和四季の名前がついてたし」


 「そういえば、しもつきって、いないよね」


 「まさか、こうなる事知って居て、名前付けてたとか、そんな事……有りそうだな」


 詩走姉さん、十二人の兄妹、蒼君、詩走、睦月、如月、弥生、卯月、皐月、水無月、葉月、文月、長月、神無月って、十二人いるのよね、ラノベのタイトルじゃないよ。


 「そうくんって、あおのきみって言われてるよね、何で」


 「親戚ながら、あそこは、神社系統だから、解らないわ」


 「でも、カッコ良いじゃない、すきっとした趣で、背は、そこそこに高くて、小顔で色男、俳優にでもしたい位、カメラ映えしそうよ」


 「ええっ、そう見えるんだ、女の子してるね、アタックしてみる、確か、まだ一人の筈よ」


  

 こう言う日常も在った筈です。

 普通の生活しかし、チョッと見方を変えれば、アブノーマル世界に入り込む、わたしは、割と好きですね。

 根が、えろいのでしょう、それでは、またの機会に、お会いしましょう。


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