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神宿りの旅人  作者: rip
豪炎の山麓村 バルネア
8/37

旅への一歩

[......ん?。主?]

「.........」

[主よ]

「........」

[主]

「んあ?。寝てないぞ。寝てない」

[.........]

サミルの声で目が覚めた

「いやあ何だ。お前達について書かれた書物を見つけたのはいいんだが.....読めない」

[でしょうね]

「分かってたなら教えてくれよ」

[主は獣人なのだから解読出来ると思っていたんですが。やはり主は古文明の技術を知らなかったのですか]

「俺はエルラドで暮らしてきたから、外の世界の事は知らない」

[獣人が国を統治しているとは。多いの獣人は戦の終わった後に人間によって殺されたのでは]

「俺の家系は人間の貴族と関わりがあって、その貴族のコネで命を助けてもらったんだ」

[しかし、なぜ主はこんな大きな王国の王子になれたのですか]

「俺のジイさんが自分をかくまってくれた小さな村を発展させて、今のエルラドを作ったんだ」

[なるほど]

「それはそうと、この書物には何が書かれてるんだ?」

[以前私が主に話した事の他に、神獣の役割についてがかかれています]

「......それって必要ないんじゃ」

[そうですね]

思わずそれまで我慢していたため息がこぼれる

「.......行こう。とんだロスタイムだ」

俺は重い気持ちのまま立ち上がる

[その前に主よ。貴方の剣はボロボロではないですか。そのままでは旅に出たところですぐに魔物の餌になりますよ]

「言われてみるとそうだな」

[雷鳴の祠に向かいましょう。そこに300年前の英雄に与えられた神器が納められています]

「そっちの方が重要じゃないかよ」

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